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社畜OL、異世界でイキ残るため冷酷魔法士様に抱かれます。
- 【全9巻】完結
- ジャンル:ティーンズラブコミック
- 著者:つつらひの
- 出版社:モバイルメディアリサーチ
- 長さ:33ページ
- ポイント数:レンタル100ポイント 購入200ポイント
- レビュー:(5)
「お前が来てからどうにも調子が狂う。独りに戻るのが怖くなりそうだ」
絶対に相容れないと思っていた冷酷魔法士様のまっすぐな視線に射抜かれ…元の世界に戻ることが目的だったはずが、彼の熱と離れがたくなり…。 不慮の事故で異世界に転生することになってしまった社畜OL・ユノ。そんなユノを見かねた神様は「半年後の戴冠式で、王子暗殺を防ぐことができたら元の世界に戻そう」と提案。お城のメイドとして王子をお護りしようと思ったユノだったが、お付きの冷酷魔法士に目をつけられてしまい!?
「怪しいな、身辺調査だ」
長い指で全身くまなく検閲され、ついには誰も入ったことのないナカまで―…。ポーカーフェイスでユノを翻弄する魔法士・ディアだったが、段々と彼の意外な一面が明らかになり…!?
絶対に相容れないと思っていた冷酷魔法士様のまっすぐな視線に射抜かれ…元の世界に戻ることが目的だったはずが、彼の熱と離れがたくなり…。 不慮の事故で異世界に転生することになってしまった社畜OL・ユノ。そんなユノを見かねた神様は「半年後の戴冠式で、王子暗殺を防ぐことができたら元の世界に戻そう」と提案。お城のメイドとして王子をお護りしようと思ったユノだったが、お付きの冷酷魔法士に目をつけられてしまい!?
「怪しいな、身辺調査だ」
長い指で全身くまなく検閲され、ついには誰も入ったことのないナカまで―…。ポーカーフェイスでユノを翻弄する魔法士・ディアだったが、段々と彼の意外な一面が明らかになり…!?
「メディア良化法」により、本が狩られる時代。その検閲に対抗すべく、図書館は本を守る防衛隊として「図書隊」を有している。笠原郁は、昔助けてくれた(顔は憶えていない)図書隊員に憧れ入隊。が、待ち受けていたのは「憧れの王子様」ではなく「鬼教官」堂上篤による訓練の数々……!?
「平成の話とは思えない!」「こんな村があるなんて!」と、WEB連載時から大反響!!
衝撃的な初投稿作品が単行本に!
「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、19歳のときに自分の意志で村を出た著者が、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を回想して描いた「実録コミックエッセイ」。
〈カルト村ってどんなとこ?〉
●大人と子供の生活空間が別々 ●朝5時半起床で労働 ●布団は2人で1組
●食事は昼と夜のみ ●卵ミルクを飲ませられる ●お小遣いはもらえない
●すべてのモノが共有で、服もお下がり ●男子は丸刈り、女子はショートカット
●ビンタ、正座、食事抜きなど体罰は当たり前 ●手紙は検閲される
●テレビは「日本昔ばなし」のみ ●漫画は禁止、ペットも飼えない
●自然はいっぱい。探険など外遊びは楽しい♪
衝撃的な初投稿作品が単行本に!
「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、19歳のときに自分の意志で村を出た著者が、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を回想して描いた「実録コミックエッセイ」。
〈カルト村ってどんなとこ?〉
●大人と子供の生活空間が別々 ●朝5時半起床で労働 ●布団は2人で1組
●食事は昼と夜のみ ●卵ミルクを飲ませられる ●お小遣いはもらえない
●すべてのモノが共有で、服もお下がり ●男子は丸刈り、女子はショートカット
●ビンタ、正座、食事抜きなど体罰は当たり前 ●手紙は検閲される
●テレビは「日本昔ばなし」のみ ●漫画は禁止、ペットも飼えない
●自然はいっぱい。探険など外遊びは楽しい♪
■今号より『紙魚の手帖』がリニューアル! 人気イラストレーター・飯田研人による新カバー。鮮やかな色で彩られた、唯一無二の不思議な世界を描き下ろし。
■錯綜する証言、圧巻の心理劇! 貫井徳郎、待望の新連載『不等辺五角形』。
■伊吹亜門、今村昌弘、北山猛邦、白井智之が贈る、最新ミステリ短編。
■サマンサ・ミルズ、2023年ヒューゴー賞受賞作「ラビット・テスト」掲載。
■創立70周年記念企画、連載エッセイ「わたしと東京創元社」ほか。
【目次】
【新連載】
不等辺五角形 第1回 貫井徳郎
●避暑地の別荘で起きた一件の殺人事件。証言から浮かびあがる事件の全貌は──長編新連載
【小説・連載】
明治殺人法廷 第8回 芦辺 拓
●絶対的不利にも負けず、次々と証拠を繰り出す弁護人・迫丸。白熱する法廷でついに明かされる衝撃の事実とは──
きみのかたち 第10回 坂木 司
●子供の頃からよく知っている「いいひと」を本当に信用していいの? 大地とイリコの意見はすれ違い……
名探偵の有害性 最終回 桜庭一樹
●かつて、わたしたちは名探偵とその助手だった。いま、あの日々の終焉と同じように、それぞれの道へ向かう
特撮なんて見ない 最終回 澤村伊智
●星崎神楽によって告発された撮影妨害事件の犯人は、動機を語り始めるが……。衝撃の最終回!
粒と棘 第3話 手紙 新野剛志
●GHQで手紙を検閲する男の元にまわってきた一通の手紙には懐かしい名前が書かれていた──終戦後の東京で生きるひとびとを活写する連作
記憶の対位法 第8回 高田大介
●聖誕祭近づく冬の日。祖父の遺品を巡る記憶の旅は終盤を迎え、ジャンゴは新たな問題にジャーナリストとして立ち向かう
【小説・読切】
仇討禁止令 伊吹亜門
●仇討禁止令への太政官からの反発に頭を悩ませる江藤に師光が語るのは、一寸変わった仇討の話
とある日常の謎について 今村昌弘
●商店街の古いビルが高額で売れた──喫茶店を営む久夫は、いきつけの飲み屋で奇妙な話を聞かされる
藤色の鶴 北山猛邦
●3つの時代で起きた消失事件の周辺には、「藤原」という少女の姿があった──千年の時を越える祈りの物語
眼球は水の中 白井智之
●「盲目のミロ」が殺された──両の眼球を抉り抜かれて。鬼才が放つ、端然たるフーダニット
ラビット・テスト サマンサ・ミルズ 渡辺庸子 訳
●ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・スタージョン記念賞受賞の衝撃作。女性の身体の決定権をめぐる三千年以上に及ぶ闘い
【コミック】
第5回 煩悩と甘味 熊倉 献
●お菓子作りが得意な彼女のことを、実はよく知らないのかもしれない。例えば煩悩が本当に108 個あったりして……
【創立70周年記念企画】
エッセイ 「わたしと東京創元社」
●豪華執筆陣による一年限定特別連載!
笠井 潔、北村 薫、田口俊樹、辻 真先、エドワード・ケアリー
【特別企画】
米澤穂信による学園ミステリ<小市民>シリーズ TVアニメ化決定!
舞台 『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』のお知らせ
【ESSAY】
私の小さな地図帖 その五 きらきら光る石 山崎佳代子
装幀の森 第10回 柳川貴代
翻訳のはなし 第13回 晴遊雪翻と妄想めいた野望の日々 高橋恭美子
乱視読者の読んだり見たり 第10回 本当のような話 若島 正
ホームズ書録 贋コナン・ドイルの正体見たり! 北原尚彦
【COLUMN】
ごほうびごはん*牛ほほ肉のワイン煮込み 藤ノ木 優
行かない旅の栞*「点」の旅、204号室 三崎亜記
読書日記 岩下悠子
【INTERVIEW 期待の新人】
坪田侑也
松樹 凛
【INTERVIEW 注目の新刊】
『四重奏』 逸木 裕
『地雷グリコ』 青崎有吾
【BOOKREVIEW】
[文芸全般]瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]渡邊利道
[ファンタジイ]三村美衣
執筆者紹介
編集後記・次号予告
■錯綜する証言、圧巻の心理劇! 貫井徳郎、待望の新連載『不等辺五角形』。
■伊吹亜門、今村昌弘、北山猛邦、白井智之が贈る、最新ミステリ短編。
■サマンサ・ミルズ、2023年ヒューゴー賞受賞作「ラビット・テスト」掲載。
■創立70周年記念企画、連載エッセイ「わたしと東京創元社」ほか。
【目次】
【新連載】
不等辺五角形 第1回 貫井徳郎
●避暑地の別荘で起きた一件の殺人事件。証言から浮かびあがる事件の全貌は──長編新連載
【小説・連載】
明治殺人法廷 第8回 芦辺 拓
●絶対的不利にも負けず、次々と証拠を繰り出す弁護人・迫丸。白熱する法廷でついに明かされる衝撃の事実とは──
きみのかたち 第10回 坂木 司
●子供の頃からよく知っている「いいひと」を本当に信用していいの? 大地とイリコの意見はすれ違い……
名探偵の有害性 最終回 桜庭一樹
●かつて、わたしたちは名探偵とその助手だった。いま、あの日々の終焉と同じように、それぞれの道へ向かう
特撮なんて見ない 最終回 澤村伊智
●星崎神楽によって告発された撮影妨害事件の犯人は、動機を語り始めるが……。衝撃の最終回!
粒と棘 第3話 手紙 新野剛志
●GHQで手紙を検閲する男の元にまわってきた一通の手紙には懐かしい名前が書かれていた──終戦後の東京で生きるひとびとを活写する連作
記憶の対位法 第8回 高田大介
●聖誕祭近づく冬の日。祖父の遺品を巡る記憶の旅は終盤を迎え、ジャンゴは新たな問題にジャーナリストとして立ち向かう
【小説・読切】
仇討禁止令 伊吹亜門
●仇討禁止令への太政官からの反発に頭を悩ませる江藤に師光が語るのは、一寸変わった仇討の話
とある日常の謎について 今村昌弘
●商店街の古いビルが高額で売れた──喫茶店を営む久夫は、いきつけの飲み屋で奇妙な話を聞かされる
藤色の鶴 北山猛邦
●3つの時代で起きた消失事件の周辺には、「藤原」という少女の姿があった──千年の時を越える祈りの物語
眼球は水の中 白井智之
●「盲目のミロ」が殺された──両の眼球を抉り抜かれて。鬼才が放つ、端然たるフーダニット
ラビット・テスト サマンサ・ミルズ 渡辺庸子 訳
●ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・スタージョン記念賞受賞の衝撃作。女性の身体の決定権をめぐる三千年以上に及ぶ闘い
【コミック】
第5回 煩悩と甘味 熊倉 献
●お菓子作りが得意な彼女のことを、実はよく知らないのかもしれない。例えば煩悩が本当に108 個あったりして……
【創立70周年記念企画】
エッセイ 「わたしと東京創元社」
●豪華執筆陣による一年限定特別連載!
笠井 潔、北村 薫、田口俊樹、辻 真先、エドワード・ケアリー
【特別企画】
米澤穂信による学園ミステリ<小市民>シリーズ TVアニメ化決定!
舞台 『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』のお知らせ
【ESSAY】
私の小さな地図帖 その五 きらきら光る石 山崎佳代子
装幀の森 第10回 柳川貴代
翻訳のはなし 第13回 晴遊雪翻と妄想めいた野望の日々 高橋恭美子
乱視読者の読んだり見たり 第10回 本当のような話 若島 正
ホームズ書録 贋コナン・ドイルの正体見たり! 北原尚彦
【COLUMN】
ごほうびごはん*牛ほほ肉のワイン煮込み 藤ノ木 優
行かない旅の栞*「点」の旅、204号室 三崎亜記
読書日記 岩下悠子
【INTERVIEW 期待の新人】
坪田侑也
松樹 凛
【INTERVIEW 注目の新刊】
『四重奏』 逸木 裕
『地雷グリコ』 青崎有吾
【BOOKREVIEW】
[文芸全般]瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]渡邊利道
[ファンタジイ]三村美衣
執筆者紹介
編集後記・次号予告
宇宙検閲官
- 【全5巻】完結
- ジャンル:青年漫画
- 著者:貞松龍壱
- 出版社:LINE Digital Frontier
- 長さ:250ページ
- ポイント数:レンタル460ポイント 購入660ポイント
- レビュー:(3)
未来は変えられない――。 2019年、元陸上部の牧野マキは、登校途中に謎のサングラスの男と出会う。 その出会いが彼女を過去、未来へと繋げていく…。 圧倒的画力で贈る、終末ボーイ・ミーツ・ガールストーリー、ここに開幕!!
「君たちはどう生きるか」を読み解く : あるジャーナリストの体験から
- ジャンル:人文・科学
- 著者:橋本進
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 長さ:312ページ
- ポイント数:購入1,980ポイント
漫画化作品の大ヒットで脚光を浴びた古典的名作。 1937年治安維持法下の検閲をくぐり抜け公刊された児童書で、 吉野源三郎さんは何を伝えたかったのか。 出版ジャーナリストとして活躍した著者が名著を駆使して読み解いた遺作。
(本書は2018/12/17に大月書店より刊行された書籍を電子化したものです)
(本書は2018/12/17に大月書店より刊行された書籍を電子化したものです)
あの本は読まれているか
- ジャンル:小説・文芸
- 著者:ラーラ・プレスコット 吉澤康子
- 出版社:東京創元社
- 長さ:434ページ
- ポイント数:購入1,182ポイント
冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われる。だが実際はスパイの才能を見こまれており、訓練を受けて、ある特殊作戦に抜擢された。その作戦の目的とは、反体制的だと見なされ、共産圏で禁書となっているボリス・パステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』をソ連国民の手に渡し、言論統制や検閲で迫害をおこなっているソ連の現状を知らしめることだった。そう、文学の力で人々の意識を、そして世界を変えるのだ。
一冊の小説を武器とし、危険な極秘任務に挑む女性たちを描く傑作長編!
解説=大矢博子
※こちらの作品は同名作品の文庫版です。重複購入にご注意ください。
一冊の小説を武器とし、危険な極秘任務に挑む女性たちを描く傑作長編!
解説=大矢博子
※こちらの作品は同名作品の文庫版です。重複購入にご注意ください。
現在の日本の混迷は、ただ経済不振だけの問題だろうか? すべての問題の根源は、戦後、アメリカの占領政策が作り出した、「45年体制」とその精神構造にあるのではないか? 著者はこの問題関心から、日本人が「精神的武装解除」されていった過程を詳細に追っていく。決してさとられぬように極めて巧妙に展開されたGHQによる検閲や言論統制の実態。そして、それに易々と従ったジャーナリズム。「明治憲法改憲すべからず」という敗戦直後の自らの見解を軽々と捨てさった憲法学者。東京裁判を礼讃するがために法律の原則すら投げ打った国際法学者。西欧のありえぬ理想をそのまま日本の現実にあてはめて同胞を嘲笑した「進歩的知識人」。GHQを「解放軍」として利用しつつ、新聞社や出版社を侵食していった共産党細胞。戦後、日本人の精神に対して何が行われたかを総覧し、「見えざる檻」の全体像を暴いた、著者渾身の力作である。
書物が駆逐される世界。旅を続ける英国人少年・クリスは、検閲官に追われるユユと名乗る少女と出会う。彼女と共に追い詰められたクリスの前に、彼を救うべく少年検閲官・エノが現れる。三人は、少女が追われる原因である宝石の形をした『ミステリ』の結晶『小道具(ガジェット)』をいち早く回収すべく、オルゴール職人たちが住む海墟の洋館に向かったが……。そこで三人を待ち受けていたのは、職人たちを襲う連続不可能殺人だった! 先に到着していたもう一人の少年検閲官・カルテの支配下に置かれた場所で、三人は犯人を突き止めるべく、トリックの解明に挑む。著者渾身の力作!
解説=福井健太
解説=福井健太
新型コロナはどこから来たのか 国際情勢と科学的見地から探るウイルスの起源
- ジャンル:政治・社会
- 著者:シャーリ・マークソン 高崎拓哉
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 長さ:602ページ
- ポイント数:購入2,340ポイント
人為的エラーは起きたのか――?
第一線の感染症研究者、ホワイトハウス・各国政府高官、中国人医師、亡命者、軍・諜報機関の関係者ら最重要人物に直接取材を敢行。
未曾有のパンデミックの裏側で起きていた出来事を多角的に徹底検証した、緊迫のドキュメント!
「新型コロナはコウモリ由来で自然変異のウイルスである」。
WHOは2021年の調査でそう結論づけた。
だが実際は多くの事象が「武漢研究所からの流出」の可能性を示唆し、権威ある研究者の中にもそれを論じる者は少なくない。
ウイルスの本当の起源はどこなのか。流出説はばぜ陰謀論として切り捨てられたのか。
取材を通じて見えてきたのは、「研究所由来」に寄った論文が検閲され、公正なはずの調査団が骨抜きになり、議論が封じ込められてきた事実。
そして中国共産党の世界戦略、米政権の対立構造が複雑に絡み合った権力者たちのパワーゲームだった――。
「(科学者たちが)新型コロナウイルスが中国の研究所から流出した可能性を受け入れれば、それはドナルド・トランプの対中姿勢をも受け入れたことになり、大統領選挙で困った事態になりかねない。(中略)それだけでも、流出説をとんでもない理論だとか、陰謀論と呼ぶにはじゅうぶんだった」
――カリフォルニア大学 物理学教授リチャード・ムラーへのインタビューより(本文抜粋)
第一線の感染症研究者、ホワイトハウス・各国政府高官、中国人医師、亡命者、軍・諜報機関の関係者ら最重要人物に直接取材を敢行。
未曾有のパンデミックの裏側で起きていた出来事を多角的に徹底検証した、緊迫のドキュメント!
「新型コロナはコウモリ由来で自然変異のウイルスである」。
WHOは2021年の調査でそう結論づけた。
だが実際は多くの事象が「武漢研究所からの流出」の可能性を示唆し、権威ある研究者の中にもそれを論じる者は少なくない。
ウイルスの本当の起源はどこなのか。流出説はばぜ陰謀論として切り捨てられたのか。
取材を通じて見えてきたのは、「研究所由来」に寄った論文が検閲され、公正なはずの調査団が骨抜きになり、議論が封じ込められてきた事実。
そして中国共産党の世界戦略、米政権の対立構造が複雑に絡み合った権力者たちのパワーゲームだった――。
「(科学者たちが)新型コロナウイルスが中国の研究所から流出した可能性を受け入れれば、それはドナルド・トランプの対中姿勢をも受け入れたことになり、大統領選挙で困った事態になりかねない。(中略)それだけでも、流出説をとんでもない理論だとか、陰謀論と呼ぶにはじゅうぶんだった」
――カリフォルニア大学 物理学教授リチャード・ムラーへのインタビューより(本文抜粋)
何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。僕は書物がどんな形をしているのかさえ、よく知らない――。旅を続ける英国人の少年のクリスは、小さな町で奇怪な事件に遭遇する。町じゅうの家に十字架のような印が残され、首なし屍体の目撃情報がもたらされるなか、クリスはミステリを検閲するために育てられた少年エノに出会うが……。書物が駆逐されてゆく世界の中で繰り広げられる、少年たちの探偵物語。メフィスト賞作家の野心作、《少年検閲官》連作第一の事件。
今月号の総力特集は「どん底の韓国経済」。三橋貴明氏は韓国を「グローバリズムの優等生」と呼び、「自国の国民ではなく、グローバル企業を優先した」ため、国民経済を喪失してしまったと説く。呉善花氏は、長期的な視点から苦言を呈す。急激に進む少子高齢化、社会保障制度の未整備、消えゆく敬老精神など、経済の低迷が老人の生活を直撃するという。また、日韓の通貨スワップ協力が打ち切られたことで、韓国は人民元経済圏に呑み込まれたと読むのは田村秀男氏。いずれにせよ、日本は隣国を静観するしかないのだが。第二特集は「AIIBと中国の野望」。メディアを騒がせた中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)の創設は、日米が参加判断を見送るなか、57カ国が参加を表明して世界を驚かせた。巻頭では、新刊『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』の著者ケント・ギルバート氏にインタビューした。戦後占領期にGHQが検閲などを通じて日本人に施した「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」と韓国の歴史認識について正した。また、今月号では竹田恒泰氏が同じ観点で「アメリカの戦争責任」の新連載をスタート。