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東京は上野の山に犬を連れて、堂々たる体躯で、下界を見下ろして立つ西郷隆盛の銅像。この西郷さんの銅像を制作した人物は、西郷さんの肖像画を資料として使い、それに似るように顔の表情などを刻んだのだという。ところが、である。じつは、かつてその銅像制作の資料となった肖像画を見た西郷さんの未亡人は、「まったく似ていない」と冷たくいったとか。西郷さんと言えば、頬豊かにして、どんぐり眼に太い眉、というのが一般のイメージだが、それは「似ていない」と未亡人が評価した肖像画のイメージである……。つまり、西郷さんはもっと目元涼しく、鼻筋通った顔だったのかも知れないのだ。本書には、こうした歴史のオモシロネタを91項目収録。新聞や週刊誌のスクープ記事調な視点でまとめてみた。漱石の飼っていたネコは本当に名前がなく、「ネコ、ネコ」と呼んでいたとか、教科書には出てこない話題を、歴史雑学として楽しんでいただきたい一冊である。
1984年刊行。当時毎日新聞記者としての著者が、渾身のスクープ記事「レフチェンコ証言」を世に送り出されてから2年後の作品。当時ソ連のKGB(国家保安委員会)の工作員であったレフチェンコ少佐。その証言から明らかになる対日工作。著者自身がスクープまでの裏側を詳細に書き記しつつ、KGBの対日政策、対日工作に光をあて国際社会における日本の在り方、国益の考え方への問題提起をする。
「第一章 レフチェンコ証言の衝撃」
「第二章 東京特派員の“表の顏”“裏の顏”」
「第三章 KGBの工作と日本の無策」
「第四章 亡命者が教える防空体制の欠陥」
「第五章 手玉に取られる無知な日本」
「第六章 世界から孤立する情報戦略なき国家」
の全六章から、国家としての日本の情報戦略の重要性を社会に訴える。
「第一章 レフチェンコ証言の衝撃」
「第二章 東京特派員の“表の顏”“裏の顏”」
「第三章 KGBの工作と日本の無策」
「第四章 亡命者が教える防空体制の欠陥」
「第五章 手玉に取られる無知な日本」
「第六章 世界から孤立する情報戦略なき国家」
の全六章から、国家としての日本の情報戦略の重要性を社会に訴える。
恋のスクープは俺のもの【特別版イラスト入り】
- ジャンル:ボーイズラブ小説
- 著者:宮川ゆうこ すがはら竜
- 出版社:Ai digital publishing
- 長さ:165ページ
- ポイント数:レンタル500ポイント 購入900ポイント
社会問題に鋭く切り込む硬派なスクープ記事で名を馳せる花形記者・小日向洋輔。彼に憧れて新聞記者の道を選んだ北山元気は、偶然本社勤務の小日向と出逢うが、実際の彼は軽薄で手の早いタラシ男だった! いきなり「俺と付き合わない?」と口説かれたり、強引にキスをされたりで元気は大御迷惑。支局に赴任して、ホッとしたのもつかの間、現地で起こった殺人事件の取材にやってきた小日向を自宅に泊める羽目に。元気は、彼の手練手管で身も心もメロメロに溶かされてしまい――!?
新米新聞記者のテスは、ライバル新聞社のマイクに密かに思いを寄せていた。だが、かつて花形の事件記者だった彼は、資産家の娘であるテスを半人前扱いして、からかってばかり。さらに、映画欄を担当している二人は、同じ映画に対する批評もいつも真っ向から対立していた。ある日、試写会でマイクと同席したテスは車がパンクしてしまい、しかたなく彼のバイクで送ってもらうことにした。いい雰囲気になるどころか、話の流れでテスは思わず、スクープ記事をどちらが先に取るかの勝負を彼に挑んでしまう。すると、マイクは予想外の行動に出た。勝負を受けた証だとでもいうように、彼女の唇を奪ったのだ。
恋のスクープ
- ジャンル:ハーレクインコミックス
- 著者:岸田黎子 ローズマリー・カーター
- 出版社:ハーレクイン
- 長さ:128ページ
- ポイント数:レンタル430ポイント 購入500ポイント
- レビュー:(16)
小さいながらもスクープ記事をものにした23歳の新米記者トリシャ。その行動力を見込まれ、つい最近一人娘が誘拐されて無事に戻ってきた富豪宅に潜入し、事件の真相を探るよう命ぜられる。数日後、モデルと偽り館に入り込むことに成功。だが、例のスクープの主役でありマスコミ嫌いの長兄がトリシャの前に現れ……!?
(c)REIKO KISHIDA/ROSEMARY CARTER
(c)REIKO KISHIDA/ROSEMARY CARTER