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歴史の証人 ホテル・リッツ 生と死、そして裏切り
- ジャンル:人文・科学
- 著者:ティラー・J・マッツェオ 羽田詩津子
- 出版社:東京創元社
- 長さ:321ページ
- ポイント数:購入1,091ポイント
- レビュー:(1)
観光客たちが憧れるパリのホテル・リッツ。ナチス占領下でも文化人たちが出入りし、ドイツ人将校と愛人(シャネルや女優)たちもいた。パリ解放時には従軍記者ヘミングウェイとカメラマンのキャパはリッツへと先陣争いをした。綺羅星のごとき登場人物たち。グランドホテル形式の小説のようなノンフィクション。
【目次】
主要登場人物
プロローグ ホテル・リッツ パリの鏡
1 パリのスイス 一九四〇年六月
2 パリについてのあらゆる噂話 一八九八年六月一日
3 ヴァンドーム広場上空での空中戦 一九一七年七月二十七日
4 リッツと同じぐらい大きなダイヤモンド 一九四〇年九月一日
5 パリに流れてきたアメリカ人たち 一九四四年
6 フランス人女優とナチスの恋人
7 ユダヤ人バーテンダーとドイツの反ナチス活動
8 アメリカ人妻とスイス人支配人
9 ドイツ軍司令官とパリの運命
10 記者団とパリへのレース
11 アーネスト・ヘミングウェイと解放されたホテル・リッツ
12 女性記者たち 一九四四年八月二十六日
13 パリからの最後の列車
14 ココの戦争と汚れたリネン
15 ブロンドの爆弾と原子核科学者たち
16 ベルリンより愛をこめて、そしてパリでの最後の戦い 一九四五年
17 パリでの権力の衰退 一九五一年六月
18 戦争の長い影 一九六九年五月二十九日
おわりに
謝辞
訳者あとがき
解説=野崎歓
参考文献
人名一覧
【目次】
主要登場人物
プロローグ ホテル・リッツ パリの鏡
1 パリのスイス 一九四〇年六月
2 パリについてのあらゆる噂話 一八九八年六月一日
3 ヴァンドーム広場上空での空中戦 一九一七年七月二十七日
4 リッツと同じぐらい大きなダイヤモンド 一九四〇年九月一日
5 パリに流れてきたアメリカ人たち 一九四四年
6 フランス人女優とナチスの恋人
7 ユダヤ人バーテンダーとドイツの反ナチス活動
8 アメリカ人妻とスイス人支配人
9 ドイツ軍司令官とパリの運命
10 記者団とパリへのレース
11 アーネスト・ヘミングウェイと解放されたホテル・リッツ
12 女性記者たち 一九四四年八月二十六日
13 パリからの最後の列車
14 ココの戦争と汚れたリネン
15 ブロンドの爆弾と原子核科学者たち
16 ベルリンより愛をこめて、そしてパリでの最後の戦い 一九四五年
17 パリでの権力の衰退 一九五一年六月
18 戦争の長い影 一九六九年五月二十九日
おわりに
謝辞
訳者あとがき
解説=野崎歓
参考文献
人名一覧
イレナの子供たち 2500人のユダヤ人の子供たちを救った勇気ある女性の物語
- ジャンル:ルポ・ノンフィクション
- 著者:ティラー・J・マッツェオ 羽田詩津子
- 出版社:東京創元社
- 長さ:411ページ
- ポイント数:購入2,593ポイント
女性版オスカー・シンドラーと呼ばれる、ポーランド人女性イレナ・センドレル。第二次世界大戦中、ナチス占領下のワルシャワのゲットーから、彼女は2500人ものユダヤ人の子供たちを救い出した。
あるときは木箱に入れて、あるときはトラックの積荷に隠して、あるときは下水道をつたって……。連れ出した子供たちは、仲間たちがかくまい、カトリックに改宗させて偽名を与え、ナチスの目を欺いたのだ。
子供の命だけは守りたいという親たちの悲痛な願いをかなえるために、彼女たちは自らの命を賭けた。そして、いつか親子が出会えるように、子供たちが自分が誰なのかを知ることができるように、それぞれの本名と出自を記録し、そのリストを必死で守った。ゲシュタポに知られたら、命がないのは火を見るより明らかだったというのに。
親衛隊員の気まぐれやお遊びで、ユダヤ人も、ポーランド人も通りすがりに殺されていく世界だった。事実、イレナもゲシュタポに連行され死刑宣告を受けるのだ。
生き延びた子供たちは、彼女への感謝を決して忘れることはなかった。この勇敢な女性の活動のすべてを、そして彼女自身の人間らしい生き方のすべてを、見事に描ききった感動的なノンフィクション。
あるときは木箱に入れて、あるときはトラックの積荷に隠して、あるときは下水道をつたって……。連れ出した子供たちは、仲間たちがかくまい、カトリックに改宗させて偽名を与え、ナチスの目を欺いたのだ。
子供の命だけは守りたいという親たちの悲痛な願いをかなえるために、彼女たちは自らの命を賭けた。そして、いつか親子が出会えるように、子供たちが自分が誰なのかを知ることができるように、それぞれの本名と出自を記録し、そのリストを必死で守った。ゲシュタポに知られたら、命がないのは火を見るより明らかだったというのに。
親衛隊員の気まぐれやお遊びで、ユダヤ人も、ポーランド人も通りすがりに殺されていく世界だった。事実、イレナもゲシュタポに連行され死刑宣告を受けるのだ。
生き延びた子供たちは、彼女への感謝を決して忘れることはなかった。この勇敢な女性の活動のすべてを、そして彼女自身の人間らしい生き方のすべてを、見事に描ききった感動的なノンフィクション。