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8月号の総力特集は「日本の敵」。
6月に入り、中国海軍の「軍艦」がわが国の接続水域や領海を航行する事態が相次いで発生した。日本の存立を脅かす未曾有の事態といえる。折しも参院選に向けて、与野党が舌戦を繰り広げている最中のことであった。昨年、成立した集団的自衛権行使を裏付ける安全保障関連法の是非が争点の一つとなったが、はたしてどちらの言い分が正しかったのか。
本誌が分析した日本を取り巻く「敵」の正体から、自ずと答えは明らかになるだろう。
特集は「人生後半を生きる技術」。健康がいちばん大事、とは、人生の歳月を重ねた者が達する一つの結論といえる。健康で、お金に困らず、幸福に生きるためのヒントが満載である。
6月に入り、中国海軍の「軍艦」がわが国の接続水域や領海を航行する事態が相次いで発生した。日本の存立を脅かす未曾有の事態といえる。折しも参院選に向けて、与野党が舌戦を繰り広げている最中のことであった。昨年、成立した集団的自衛権行使を裏付ける安全保障関連法の是非が争点の一つとなったが、はたしてどちらの言い分が正しかったのか。
本誌が分析した日本を取り巻く「敵」の正体から、自ずと答えは明らかになるだろう。
特集は「人生後半を生きる技術」。健康がいちばん大事、とは、人生の歳月を重ねた者が達する一つの結論といえる。健康で、お金に困らず、幸福に生きるためのヒントが満載である。
なぜ、安倍内閣も野党もダメなのか? 「老人翼賛政治」がもたらす歴史的悲劇。2016年7月の参議院選挙では、自民・公明の与党が過半数を大きく上回り、「改憲勢力」で3分の2を超える戦後初めての状況になった。
しかし、「アベノミクス」の下、成長率はゼロに近づき、政府債務は1100兆円を超えた。しかも高齢化はさらに急速に進み、このままでは2030年代には医療・介護などの赤字を含めて、社会保障会計は大幅な債務超過になりかねない。にもかかわらず、安倍内閣はポピュリズム政治を繰り広げ、野党は「民共共闘」などという失策を重ねるばかり。
さらに、選挙で高齢者の票を取りこぼすわけにはいかないので、与野党とも社会保障制度改革には及び腰。かくて、何もできぬまま国家破綻の危機が間近に迫りつつある。
どうして、こんな政治になってしまっているのか。戦後政治史を追って、日本の「無責任の体制」の根源を衝き、政治システムの欠陥を明らかにする意欲作。
目次より
●プロローグ:世界に広がるポピュリズム
●第1章:老人の老人による老人のための政治
●第2章:六〇年安保で失われた政策論争
●第3章:社会党という無責任政党
●第4章:田中角栄の生んだバラマキ福祉
●第5章:小沢一郎がつくって壊した日本の政治
●第6章:小泉政権「官邸主導」の革命
●第7章:民主党政権の「政治主導」はなぜ失敗したか
●第8章:「安倍一強」はいつまで続くのか
●第9章:成長経済から成熟経済へ
●エピローグ:もし小泉進次郎が首相になったら
しかし、「アベノミクス」の下、成長率はゼロに近づき、政府債務は1100兆円を超えた。しかも高齢化はさらに急速に進み、このままでは2030年代には医療・介護などの赤字を含めて、社会保障会計は大幅な債務超過になりかねない。にもかかわらず、安倍内閣はポピュリズム政治を繰り広げ、野党は「民共共闘」などという失策を重ねるばかり。
さらに、選挙で高齢者の票を取りこぼすわけにはいかないので、与野党とも社会保障制度改革には及び腰。かくて、何もできぬまま国家破綻の危機が間近に迫りつつある。
どうして、こんな政治になってしまっているのか。戦後政治史を追って、日本の「無責任の体制」の根源を衝き、政治システムの欠陥を明らかにする意欲作。
目次より
●プロローグ:世界に広がるポピュリズム
●第1章:老人の老人による老人のための政治
●第2章:六〇年安保で失われた政策論争
●第3章:社会党という無責任政党
●第4章:田中角栄の生んだバラマキ福祉
●第5章:小沢一郎がつくって壊した日本の政治
●第6章:小泉政権「官邸主導」の革命
●第7章:民主党政権の「政治主導」はなぜ失敗したか
●第8章:「安倍一強」はいつまで続くのか
●第9章:成長経済から成熟経済へ
●エピローグ:もし小泉進次郎が首相になったら