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イギリス人の患者
- ジャンル:小説・文芸
- 著者:マイケル・オンダーチェ 土屋政雄
- 出版社:東京創元社
- 長さ:326ページ
- ポイント数:購入1,182ポイント
王に名を消し去られた風、部族ひとつを溺れさせる砂の海、泳ぐ人々が壁一面に描かれた泉の洞窟――妖しくも美しい情景が、男の記憶には眠っていた。砂漠に墜落し燃え上がる飛行機から生き延びた彼は、顔も名前も失い、かつて野戦病院だった屋敷で暮らす。世界からとり残されたこの場所に、一人で男を看護する女性、両手の親指を失った泥棒、爆弾処理班の工兵と、戦争の癒えぬ傷を抱えた人人が留まり、男の物語に耳を傾ける。それぞれの哀しみは過去と現在を行き来し、記憶と交わりながら、豊饒な小説世界を展開していく。
英国最高の文学賞、ブッカー賞五十年の歴史の頂点に輝く長編。
解説=石川美南
英国最高の文学賞、ブッカー賞五十年の歴史の頂点に輝く長編。
解説=石川美南
小説家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。本当に毎日本を読むのである。こよなく愛するジョン・ディクスン・カーのミステリをはじめ、ガルシア=マルケスの傑作小説、アゴタ・クリストフの自伝、死刑囚についてのドキュメント、茨木のり子の詩集から三島由紀夫のエッセイまで、縦横無尽に読んで過ごした、疾風怒濤の一年間!
【もくじ】
二月 読書にまつわるすごいこと(たぶん)を発見する。
三月 町中に“なぞの女”がいる、気がする。
四月 ジョン・ランプリエールが辞書になる!
五月 夏木マリと、カー談義する。
六月 直毛なのに、アフロである。
七月 バナナの皮で、世界が滅亡する。
八月 傑作の前を、歌って通りすぎている。
九月 百匹の蝉が死に、百人の老人がやってくる。夏が、終わったのだ。
十月 片手に二十世紀梨、片手に豆腐竹輪の夜である。
十一月 「ビバビバ都会! 野戦病院!」である。
十二月 少年になり、花を買うのだ。
一月 書店はタイムマッシーンである。
単行本版あとがき
文庫版あとがき
【もくじ】
二月 読書にまつわるすごいこと(たぶん)を発見する。
三月 町中に“なぞの女”がいる、気がする。
四月 ジョン・ランプリエールが辞書になる!
五月 夏木マリと、カー談義する。
六月 直毛なのに、アフロである。
七月 バナナの皮で、世界が滅亡する。
八月 傑作の前を、歌って通りすぎている。
九月 百匹の蝉が死に、百人の老人がやってくる。夏が、終わったのだ。
十月 片手に二十世紀梨、片手に豆腐竹輪の夜である。
十一月 「ビバビバ都会! 野戦病院!」である。
十二月 少年になり、花を買うのだ。
一月 書店はタイムマッシーンである。
単行本版あとがき
文庫版あとがき
野戦のドクター 戦争、災害、感染症と闘いつづけた不屈の医師の全記録
- ジャンル:くらし
- 著者:トニー・レドモンド 不二淑子
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 長さ:334ページ
- ポイント数:購入2,000ポイント
最悪の悲劇を目にしても、毒にやられても、重傷を負っても、
救うことをやめなかった医師の物語。
戦争や災害から感染症まで、国境を超えあらゆる緊急事態に
駆けつける無給のドクターたちがいることを知っていますか?
緊急医療の革新者が綴った「いのちの現場」の 最前線。
ボスニア内戦、クルド人難民キャンプ、四川、スマトラ島沖地震、
パンアメリカン航空爆破事件から新型コロナウィルスまで、
世界中の悲劇の最前線に立ってきた男は、何を目にしたのか――?
救急救命医療の第一人者が綴る、心震わすノンフィクション。
2020年1月、「Covid−19」の最初の2例が英国で確認された。
それから2ヵ月もしないうちに患者数が急増。急速な医療崩壊が懸念され、急遽、緊急の「野戦病院」が全国に設置された。
私たちは650床の病院を一から開設し、スタッフを配置し、わずか2週間で患者を迎え入れた。
しかしながら、それは私が開設した初めての野戦病院ではなかった――
[本文より抜粋]
救うことをやめなかった医師の物語。
戦争や災害から感染症まで、国境を超えあらゆる緊急事態に
駆けつける無給のドクターたちがいることを知っていますか?
緊急医療の革新者が綴った「いのちの現場」の 最前線。
ボスニア内戦、クルド人難民キャンプ、四川、スマトラ島沖地震、
パンアメリカン航空爆破事件から新型コロナウィルスまで、
世界中の悲劇の最前線に立ってきた男は、何を目にしたのか――?
救急救命医療の第一人者が綴る、心震わすノンフィクション。
2020年1月、「Covid−19」の最初の2例が英国で確認された。
それから2ヵ月もしないうちに患者数が急増。急速な医療崩壊が懸念され、急遽、緊急の「野戦病院」が全国に設置された。
私たちは650床の病院を一から開設し、スタッフを配置し、わずか2週間で患者を迎え入れた。
しかしながら、それは私が開設した初めての野戦病院ではなかった――
[本文より抜粋]