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直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録
- ジャンル:人文・科学
- 著者:秋元雄史
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 長さ:342ページ
- ポイント数:購入1,280ポイント
「僕は地面に杭を打ち込むように、吹けば飛ぶ芸術から
どうやっても動かない聖地をつくろうとした。」
“現代アートの聖地”はなぜ、どのようにして生まれたのか?
仕掛け人が明かす圧巻のドキュメンタリー
「一生に一度は訪れたい場所」として、国内のみならず
世界中から観光客がこぞって押し寄せる、瀬戸内海に浮かぶ島・直島。
そこは、人口3000人ほどの小さな島ながら、草間彌生や宮島達男、安藤忠雄ら
錚々たるアーティストたちの作品がひしめきあう「現代アートの聖地」となっている。
世界に類を見ないこの場所は、
いったいなぜ、どのようにして生まれたのか?
今まで、その知名度とは裏腹にほとんど語られてこなかった誕生の経緯を、
1991年から15年間、ベネッセで直島プロジェクトを担当し、
「家プロジェクト」や地中美術館などの画期的な作品群・美術館を生み出した
仕掛け人が、2006年に島を離れて以降初めて、自らの経験をもとに語り尽くす。
そこには、暗闇のなかでも諦めずがむしゃらに挑戦し続けるひとりの人間の姿があり、
その苦闘の末に生み出されるのは、あらゆる理不尽を飲み込み
時代を超えて受け継がれる奇跡のようなアートの数々である。
「それはまるで、一流のアスリートがオリンピックという晴れの舞台で世界記録を出すような瞬間である。単なる一流選手の個人の記録を超え、なにか時代を画する、時代を次のフェーズに動かしていくような奇跡のような記録を残す。そういう作品を、アーティストが直島で制作することを望んだ。そうでもしなければ、あの小さな島に誰かが注目してくれることなどないと思ったのだ。」(本文より)
◯目次
PROLOGUE はじまりの直島
第1章 「直島」まで
第2章 絶望と挑戦の日々
第3章 暗闇のなかを突っ走れ
第4章 現代アートは島を救えるか
第5章 そして「聖地」が誕生した
EPILOGUE まだ見ぬものを求めて
安藤忠雄氏による特別寄稿
直島に関する参考資料
どうやっても動かない聖地をつくろうとした。」
“現代アートの聖地”はなぜ、どのようにして生まれたのか?
仕掛け人が明かす圧巻のドキュメンタリー
「一生に一度は訪れたい場所」として、国内のみならず
世界中から観光客がこぞって押し寄せる、瀬戸内海に浮かぶ島・直島。
そこは、人口3000人ほどの小さな島ながら、草間彌生や宮島達男、安藤忠雄ら
錚々たるアーティストたちの作品がひしめきあう「現代アートの聖地」となっている。
世界に類を見ないこの場所は、
いったいなぜ、どのようにして生まれたのか?
今まで、その知名度とは裏腹にほとんど語られてこなかった誕生の経緯を、
1991年から15年間、ベネッセで直島プロジェクトを担当し、
「家プロジェクト」や地中美術館などの画期的な作品群・美術館を生み出した
仕掛け人が、2006年に島を離れて以降初めて、自らの経験をもとに語り尽くす。
そこには、暗闇のなかでも諦めずがむしゃらに挑戦し続けるひとりの人間の姿があり、
その苦闘の末に生み出されるのは、あらゆる理不尽を飲み込み
時代を超えて受け継がれる奇跡のようなアートの数々である。
「それはまるで、一流のアスリートがオリンピックという晴れの舞台で世界記録を出すような瞬間である。単なる一流選手の個人の記録を超え、なにか時代を画する、時代を次のフェーズに動かしていくような奇跡のような記録を残す。そういう作品を、アーティストが直島で制作することを望んだ。そうでもしなければ、あの小さな島に誰かが注目してくれることなどないと思ったのだ。」(本文より)
◯目次
PROLOGUE はじまりの直島
第1章 「直島」まで
第2章 絶望と挑戦の日々
第3章 暗闇のなかを突っ走れ
第4章 現代アートは島を救えるか
第5章 そして「聖地」が誕生した
EPILOGUE まだ見ぬものを求めて
安藤忠雄氏による特別寄稿
直島に関する参考資料
アートの島として知られる瀬戸内海に浮かぶ離島・直島。
そこで暮らす幼稚園児・みーたんの日常を描いたマンガエッセイ。
インスタでフォロワー10万人超の人気を得ている本作に、大量の描き下ろし&大幅な加筆修正をほどこした決定版!
さらに、直島の名所がわかる手描きマップや、みーたんが好きなおにぎりのレシピ、そして公開するやいなや15万回以上の再生を記録したアニメーション動画「いもむしのうた」も掲載。
そこで暮らす幼稚園児・みーたんの日常を描いたマンガエッセイ。
インスタでフォロワー10万人超の人気を得ている本作に、大量の描き下ろし&大幅な加筆修正をほどこした決定版!
さらに、直島の名所がわかる手描きマップや、みーたんが好きなおにぎりのレシピ、そして公開するやいなや15万回以上の再生を記録したアニメーション動画「いもむしのうた」も掲載。
ゲイでBL小説が好きな直島は、趣味と実益を兼ねて書店員として働いていた。
そんなある日、酔っぱらいの喧嘩に遭遇してしまい、行きがかりで泥酔している青年を連れて帰るハメに。
親切心で部屋に上げたのに、「知らない男を簡単に部屋に入れちゃダメですよ」と青年にキスをされーー!?
こんなBL小説で見たことあるような展開、俺は望んでないからなッ!?
謎多き青年×恋に消極的なゲイ書店員が紡ぐ、じれじれラブストーリー★
そんなある日、酔っぱらいの喧嘩に遭遇してしまい、行きがかりで泥酔している青年を連れて帰るハメに。
親切心で部屋に上げたのに、「知らない男を簡単に部屋に入れちゃダメですよ」と青年にキスをされーー!?
こんなBL小説で見たことあるような展開、俺は望んでないからなッ!?
謎多き青年×恋に消極的なゲイ書店員が紡ぐ、じれじれラブストーリー★
「生きてる実感」「自分の居場所」を見失っていた私……。瀬戸内海の小さな島で起こった、やさしい奇跡の物語。アメブロ3カテゴリーランキング第1位獲得(2017年4月時点)の人気ブログ、ほぼ描きおろしで初書籍化!
日本の特別地域 特別編集51 これでいいのか 香川県
- ジャンル:人文・科学
- 著者:地域批評シリーズ編集部 昼間たかし
- 出版社:マイクロマガジン社
- 長さ:147ページ
- ポイント数:レンタル300ポイント 購入800ポイント
本書は、地域批評シリーズの記念すべき四国上陸第一弾である。
岡山県で生まれ育った筆者にとって、香川県は近いような遠いような微妙な土地といった印象がある。
なにしろ、全国でも特異な例として民放テレビが両県にまたがって同じ番組を放送しているため、香川県の情報を得る機会は多かったのだ。
それでも、香川県は長らく海の向こうの、ちょっとローカルな土地であるという意識が強かった。
というのも、かつて香川県に行く手段といえば、宇野港からのフェリーか、宇野線経由の宇高連絡船が定番ルート。
すなわち、船で行かなければならない遠い島だったのである。
この距離感によって、人の悪い岡山県人のみならず、全国の人が香川県を筆頭として四国全体を発展途上の孤島と見ていたことだろう。
しかし、1988年の瀬戸大橋の開通で状況はがらりと変わった。
気がつけば、香川県は「うどん県」なる奇妙な名称で全国区に。
さらには、直島のベネッセハウスミュージアムを中心としてアートの栄える地域として売り出したりと、県をあげて、ネアカな観光地になってきているのだ。
一方で問題も山積みである。
「うどん」や「アート」で盛り上がっているのもしょせんは、ごくごく一部の地域に過ぎない。
県内にだってうどん文化圏ではない地域もあるのに、そんなものは存在しないかのように扱われているではないか。
もはや四国の玄関口じゃなくなり、「うどんだけじゃない」を掲げながらも、ホントに目立つモノがなんにもない香川県が、だけじゃなくすることなんかできるのだろうか?
本書は徹底的に追求し尽くした一冊である。
岡山県で生まれ育った筆者にとって、香川県は近いような遠いような微妙な土地といった印象がある。
なにしろ、全国でも特異な例として民放テレビが両県にまたがって同じ番組を放送しているため、香川県の情報を得る機会は多かったのだ。
それでも、香川県は長らく海の向こうの、ちょっとローカルな土地であるという意識が強かった。
というのも、かつて香川県に行く手段といえば、宇野港からのフェリーか、宇野線経由の宇高連絡船が定番ルート。
すなわち、船で行かなければならない遠い島だったのである。
この距離感によって、人の悪い岡山県人のみならず、全国の人が香川県を筆頭として四国全体を発展途上の孤島と見ていたことだろう。
しかし、1988年の瀬戸大橋の開通で状況はがらりと変わった。
気がつけば、香川県は「うどん県」なる奇妙な名称で全国区に。
さらには、直島のベネッセハウスミュージアムを中心としてアートの栄える地域として売り出したりと、県をあげて、ネアカな観光地になってきているのだ。
一方で問題も山積みである。
「うどん」や「アート」で盛り上がっているのもしょせんは、ごくごく一部の地域に過ぎない。
県内にだってうどん文化圏ではない地域もあるのに、そんなものは存在しないかのように扱われているではないか。
もはや四国の玄関口じゃなくなり、「うどんだけじゃない」を掲げながらも、ホントに目立つモノがなんにもない香川県が、だけじゃなくすることなんかできるのだろうか?
本書は徹底的に追求し尽くした一冊である。