猫は奇跡
小山慶一郎さん、村上しいこさん絶賛!
“ふつうの猫”たちが起こした奇跡の実話17選
「猫を抱きしめたくなった。愛に溢れた猫時間。」
――小山慶一郎
「出会ってくれて、うちに来てくれてありがとう。一緒に過ごす時間、すべてが大切で愛おしい」
――児童文学作家 村上しいこ
猫って、とてつもなく不思議な力を持っている? そう気づいたのは、子どもの頃だった。初対面の人でも、内なるやさしさを瞬時に見抜いた。学校で悲しいことがあると、そばにいてそっと頬や手の甲を舐めてくれた。集団行動が苦手な私にとって、猫はいつも味方で親友だった。
フリーライターとなり、猫の取材も重ねるにつれ、「猫って、すごい」という思いは揺るぎないものとなる。何人かの獣医さんからも「猫は奇跡を起こす。
他の動物では見たこともないような」とお聞きした。実際、人間には及びもつかない復活や助け合いや、飼い主の人生を一変させたドラマを、幾度となく取材してきた。
奇跡を見せてくれるのは、なにも特別な猫だけではない。今、私は、農園で菜っ葉をかじって生き延びていた黒猫「菜っぱ」に、毎日心を見透かされながら暮らしている。ある朝、窓辺の菜っぱの瞳が、緑を映して煌きらめいていた。その美しさといったら! 猫はその体じゅうに奇跡を秘めているのだ。さらには、猫のただひたすらに前を向く生き方がさまざまな「奇跡」を生んでいるのだとも思う。
思えば、こんなにも愛おしい存在に出会い、人生を共にすること自体が、奇跡のようなものである。
――「はじめに」より
★村上しいこさん特別寄稿・「愛おしくてたまらない」収録
【もくじ】
第1話 雨の夜にお兄ちゃんに救われた全盲の猫 こはる
第2話 建設現場男子たちが「生きろ」と願った子猫 のりしお
第3話 路地猫として28歳まで楽しくお達者に生きた ピーちゃん
第4話 威厳と慈愛で野犬の子たちを束ねるボス猫 コタロウ
第5話 両前脚を失っても、自分で何でもやってのける ラブ
第6話 「子猫のまま」という難病を抱え、今日を生きる マウル
第7話 「新宿東口の猫」のイメージモデルとなった猫 ナツコ
第8話 愛猫を亡くし笑顔が消えた一家に灯をともした兄弟猫 まさくんとしくん
第9話 あまりにも自由な保護猫たちがいる事務所 イーカーズ事務所の猫たち
第10話 迷い猫が民家の縁側で町の人気者になった まよい
第11話 弱きものにそっと寄り添った心清らかな猫 ゴロー
第12話 おっとり家猫に変身した、地域のボス猫 おやかた
第13話 猫に興味のないお父さんを一夜でとろけさせた黒猫 百(もも)
第14話 町なかの放浪猫が山あいのパン屋さんの猫になった ペーター
第15話 ひとつ屋根の下、やさしさのバトンタッチ くぅ、しの、らい
第16話 農家さんたちに助けてもらった瀕死の子猫 むぎ
第17話 「老後はこうありたい」とみんなを元気づけた人気猫 みけちゃん
<著者プロフィール>
佐竹茉莉子(さたけ まりこ)
フリーランスのライター。幼児期から猫はいつもそばに。2007年より、町々で出会った猫を、寄り添う人々や町の情景と共に自己流で撮り始める。フェリシモ「猫部」のWEBサイト創設時からのブログ『道ばた猫日記』は連載15年目。朝日新聞系ペット情報サイトsippo の連載『猫のいる風景』はYahooニュースなどでも度々取り上げられ、反響を呼ぶ。季刊の猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)や女性誌での取材記事は、温かい目線に定評がある。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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みんなの感想
猫は奇跡
“ふつうの猫”たちが起こした奇跡の実話17選
「猫を抱きしめたくなった。愛に溢れた猫時間。」
――小山慶一郎
「出会ってくれて、うちに来てくれてありがとう。一緒に過ごす時間、すべてが大切で愛おしい」
――児童文学作家 村上しいこ
猫って、とてつもなく不思議な力を持っている? そう気づいたのは、子どもの頃だった。初対面の人でも、内なるやさしさを瞬時に見抜いた。学校で悲しいことがあると、そばにいてそっと頬や手の甲を舐めてくれた。集団行動が苦手な私にとって、猫はいつも味方で親友だった。
フリーライターとなり、猫の取材も重ねるにつれ、「猫って、すごい」という思いは揺るぎないものとなる。何人かの獣医さんからも「猫は奇跡を起こす。
他の動物では見たこともないような」とお聞きした。実際、人間には及びもつかない復活や助け合いや、飼い主の人生を一変させたドラマを、幾度となく取材してきた。
奇跡を見せてくれるのは、なにも特別な猫だけではない。今、私は、農園で菜っ葉をかじって生き延びていた黒猫「菜っぱ」に、毎日心を見透かされながら暮らしている。ある朝、窓辺の菜っぱの瞳が、緑を映して煌きらめいていた。その美しさといったら! 猫はその体じゅうに奇跡を秘めているのだ。さらには、猫のただひたすらに前を向く生き方がさまざまな「奇跡」を生んでいるのだとも思う。
思えば、こんなにも愛おしい存在に出会い、人生を共にすること自体が、奇跡のようなものである。
――「はじめに」より
★村上しいこさん特別寄稿・「愛おしくてたまらない」収録
【もくじ】
第1話 雨の夜にお兄ちゃんに救われた全盲の猫 こはる
第2話 建設現場男子たちが「生きろ」と願った子猫 のりしお
第3話 路地猫として28歳まで楽しくお達者に生きた ピーちゃん
第4話 威厳と慈愛で野犬の子たちを束ねるボス猫 コタロウ
第5話 両前脚を失っても、自分で何でもやってのける ラブ
第6話 「子猫のまま」という難病を抱え、今日を生きる マウル
第7話 「新宿東口の猫」のイメージモデルとなった猫 ナツコ
第8話 愛猫を亡くし笑顔が消えた一家に灯をともした兄弟猫 まさくんとしくん
第9話 あまりにも自由な保護猫たちがいる事務所 イーカーズ事務所の猫たち
第10話 迷い猫が民家の縁側で町の人気者になった まよい
第11話 弱きものにそっと寄り添った心清らかな猫 ゴロー
第12話 おっとり家猫に変身した、地域のボス猫 おやかた
第13話 猫に興味のないお父さんを一夜でとろけさせた黒猫 百(もも)
第14話 町なかの放浪猫が山あいのパン屋さんの猫になった ペーター
第15話 ひとつ屋根の下、やさしさのバトンタッチ くぅ、しの、らい
第16話 農家さんたちに助けてもらった瀕死の子猫 むぎ
第17話 「老後はこうありたい」とみんなを元気づけた人気猫 みけちゃん
<著者プロフィール>
佐竹茉莉子(さたけ まりこ)
フリーランスのライター。幼児期から猫はいつもそばに。2007年より、町々で出会った猫を、寄り添う人々や町の情景と共に自己流で撮り始める。フェリシモ「猫部」のWEBサイト創設時からのブログ『道ばた猫日記』は連載15年目。朝日新聞系ペット情報サイトsippo の連載『猫のいる風景』はYahooニュースなどでも度々取り上げられ、反響を呼ぶ。季刊の猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)や女性誌での取材記事は、温かい目線に定評がある。【全162ページ】
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