暦で読み解く古代天皇の謎
建国記念日はなぜ2月11日なのかご存知だろうか? これは、天武天皇が編纂を命じた『日本書紀』の中で神武天皇の即位年を「辛酉年正月朔(庚辰)=紀元前659年2月11日」としたからだ。しかし、古代の日本には暦がなく、『魏志倭人伝』にも「(倭人は)正月や四季を知らない。ただ春耕秋収を記録して年数を(数えて)いる」と記されている。では、『日本書紀』の編者たちはどのように、神武天皇の即位年を決定したのか?
本書は、5〜7世紀に使用された「元嘉暦」「儀鳳暦」を読み解くことで、古代天皇の実像に迫ろうというもの。
◎讖緯思想と神武天皇の紀年
◎天武天皇と天文
◎武内宿禰の存在
◎空白の二年間の主役・宇治(菟道)稚郎子太子
◎最後の「武」は武烈天皇?
◎天皇となった飯豊皇女?
暦から古代史の真実が見えてくる!
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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