罪と罰
一色家の東の廊下の奥にある開かずの間には、神が籠っているという――……。父の借金で首の回らぬ家の窮状を救わんと、家族の反対を押し切って扉を開けた太郎。二百と十四年ぶりに姿を現したざしきわらしの神さんは、守り神だったはずなのに、なんと一色家を呪っていて……!? 心がホワっとあったかくなる、一色家流ファミリー・タイズ(家族の絆)!!
【収録作品】表題シリーズ2篇、短篇「ゆきむし」、「お伽話、ひとつ。」、描き下ろしに幼い頃の太郎とハジメを描いた「12年前の罪と罰」。計5篇を収録。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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エディターのおすすめ
タイトルを見て「なんだか、重そうな話だな…」とは思いつつ、鈴木有布子先生のお話、ということで読んでみようとページをめくって吹き出してしまいました。「罪と罰」読み方「ツミトバチ」。一文字読み方を変えるだけで、こうも意味が変わるんですね。日本語って面白い。
一家の危機を救うため、藁にもすがる思いで開かずの扉を開けた太郎。そこにいたのは、なんともかわいい子どもの神様。なにやら一色家へ恨みがあるらしく、一色家を呪ってやると宣言するものの、ざしきわらしであるため、幸せしかもたらせない…せつなすぎる…
第一話は、神様はいったい何者で、一色家は一体どうなる!?という劇的な感じなのですが、二話目以降は、神様と一色家の人々の暮らしをほんわか描いていく作品になっています。私は個人的には二話目以降のほんわかしつつところどころコメディタッチな感じが好きで、クセになってしまいました。一色家の人々になついていく神様もすごく可愛くて、かなり癒されます。
一風変わった一色家の人たちと神様のほんわか癒し系ストーリー、ぜひお楽しみください。
(編集:山田|作成日:2013/7/30 )