優しい心の色々な形が描かれていました。読むと幸せになれる本です。表題作もよかったのですが、そのなかの短編「ゆきむし」これを読んだだけで、私の中の何かが救われました。読んで良かった。表題作とゆきむし、昔不幸な子供だった大人に。

スッキリとした綺麗な絵、しっかりとしたストーリー、個性ある登場人物たち…。気がつくとどの作品も何度も読み返してしまう、良作揃いの作家さんです。罪と罰は旧家に暮らす家族と、その家を代々守るざしきわらしである神さんのお話。スピンオフの短篇集があったら、そちらも読んでみたくなるような登場人物を通じて綴られる、あたたかでちょっぴり不思議な日常生活は、読む側の気持ちをほぐして和ませてくれるように思います。オススメです。

とりあえず一巻だけ読みました。中に表題と関係ない短編が二本入ってます。作画は安定して上手で、シリアスな不幸もなく、ほのぼのとしたお話ばかり。ただ、うーん？　甲斐性無しろくでなしの父親のせいで家族は迷惑を被るわけですが、主人公はなんであんなに父親が好きでぼんやりしてられるのか不明。のちのち、出てくるのでしょうが、実はいい人なんていう期待できないなあ。たぶん馬鹿でだらしないけど明るくて憎めない性格なのキャハ♪って感じのおっさんだと予想。んで、いい子ちゃんの主人公はそういう父親を責めるような冷たい人間じゃないんです的な。脳天気な家族を守って頑張ってるお兄ちゃん報われないわ。短編二本は、なんか中途半端な印象。とくに、考古学を学んでる学生とタイムスリップしてきた少女の話は、話の筋も人物の心理も説明不足。古代史とか古代の逸話とか好きなんでしょうね、それは分かるけど、その楽しさを読者に伝えないとだめだと思う。無期限500円は高かったなー…。

ほのぼのしていて良かった。最後にそういうことかぁと　うまいこと話を組み立ててるなぁプロはすごいなーっておもいました

すいぶん昔に読んだな〜。ざしきわらし君が、どんどん家族になじんじゃうというほっこり系のスピリチャル漫画でした。絵柄はキレイだし、きちんと世界観があるので好きです。ＢＬとか耽溺したあとにこういうのを読むと、マイナスイオン効果がありますね〜。

第１巻は独立した短編が多くて尻切れとんぼに感じたのですが、第２巻以降は大丈夫だった。第１話からのいい感じのゆるさが、第２巻、第３巻と途切れず最後まで続いて行って、切なくて泣けちゃう話にならないところが素晴らしいです。登場人物もみんな一癖あって、でもちゃんとアンサンブルしてる。好きです。

もーただ単に面白かった！出てくる人たちがあったかい話礼儀のある漫画はなかなかないと思う。

人間不信が回復します。優しくあらねば、強くなれない。ですね

「ゴマ塩とぷりん」の作者さんですね。こういうアットホームな作品もお描きになるのですね。作風が違うので驚きました。主人公の太郎くん、お人好しでハラハラします。こういう子、好きだなあ。

たまに読み返したくなります。暗くなりがちなネタも重くなり過ぎず読めます。読後感が良いです。