オーディオブック 小公女
この『小公女』という物語は、『小公子』を書いた米国のバァネット女史が、その『小公子』の姉妹篇として書いたもので、少年少女読物としては、世界有数のものであります。『小公子』は、貧乏な少年が、一躍イギリスの貴族の子になるのにひきかえて、この『小公女』は、金持の少女が、ふいに無一物の孤児(みなしご)になることを書いています。しかし、強い正しい心を持っている少年少女は、どんな境遇にいても、敢然(かんぜん)としてその正しさを枉(ま)げない、ということを、バァネット女史は両面から書いて見せたに過ぎないのです。『小公子』を読んで、何物かを感得された皆さんは、この『小公女』を読んで、また別な何物かを得られる事と信じます。
※本作品は発表時の未熟な時代背景から、今日の社会では一般的でなく、不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品のオリジナル性を最大限に尊重し、なるべく当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。
■著者プロフィール
バーネット フランシス・ホジソン・エリザ( Burnett、 Frances Eliza Hodgson、1849〜1924)
イギリス、マンチェスター生まれ。幼少の頃より妖精物語を好み、想像力の強い子どもだったが、アメリカ南北戦争による不景気で家業がつづかなくなり、家計を助けるために小説を書き始める。1868年「心とダイヤモンド」が雑誌に掲載されたのを皮切りに、通俗小説を多産し、新人作家として注目されるようになる。1886年、雑誌に連載していた「小公子」を単行本として米英で出版したところ、ベストセラーとなり、1908年「小公女」、1911年「秘密の花園」を発表して児童文芸作家としての地位を確立した。これらの児童小説は何度も舞台化、映画化され、日本では若松賤子の翻訳やアニメでよく知られる。
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