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「先輩、くじらぶかですよね」
「は?」
「先輩はくじらぶかです。だから、マッコウクジラ団に入ってください」
「くじ……? マッコウ?」
「絶対ですよ!」
このように、謎の新入生(女子)に絡まれたことから、俺の平和な高校生活は崩壊していくのだった……。
「よく分からないけど、なんだか楽しくなりそうだね。未知なる発見ができるよ。世界不思議発見だよ」(友人のとと)
お前、面白がってるだろ……!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
「は?」
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日本再見録 ヘンリー君の現代日本ウォッチング!
- ジャンル:エッセイ・随筆
- 著者:ヘンリー・F・マクブライト 林望
- 出版社:PHP研究所
- 長さ:178ページ
- ポイント数:購入1,111ポイント
1920年代半ば、1冊の旅行記が人知れず上梓された。『極東発見』。貿易商ウィリアム・J・マクブライトにより、当時のステレオタイプから離れた、真に迫った日本の姿がそこに提示されたのだった。「日本には『百聞は一見に如かず』という諺がある。この諺は、まさに日本を知るうえでもっとも適切な表現だと言い得るであろう……」それから70年。ウィリアムから数えること4代目のマクブライトは、曾祖父の伝えたこの異国の言葉を忠実に実行しようとしていた。日本をこの目で見たい! かくして、イギリス人青年ヘンリー君の不思議発見の旅は幕を開けることに。道端に唾を吐くのは、清潔を重んじるが故の行動だった? 自販機文化は日本人の「病気」、それとも羞恥心の表われ? 派遣先である神奈川県立M高校を舞台に、ある時は修学旅行先の京都・奈良で、またある時は親友ヤマシタ先生の結婚披露宴でと、ヘンリー君の眼光はいつも鋭く光るのだった。