身もフタもない日本文学史
日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ!
希代(きたい)のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作!
〈本書の「雑談」の一部〉
◎「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか
◎短歌のやりとりはメールである
◎なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか
◎大衆文学の誕生――西鶴と近松
◎「浮世風呂」はケータイ小説?
◎なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか
◎近代文学者は自分にしか興味がない
◎江戸川乱歩の苦悩、福島正実のこだわり
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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