イギリス解体、EU崩落、ロシア台頭 EU離脱の深層を読む
EU離脱派のオピニオンリーダー、ボリス・ジョンソン氏にとって、国民投票の結果は実は「誤算」だったという。彼には「僅差で敗北して存在感を高める」という思惑があったとされる。
そんな離脱派の扇動により、英国の未来は変わった。残留派が6割を占めたスコットランドでは、イギリスからの独立を問う住民投票を行う意向もあり、スタージョン首相は実施の予定時期まで明言した。連合王国解体の危機といえる。
そしてこの騒動で高笑いをしているのがロシアだ。ウクライナ問題に伴う、EUによるロシア封じ込めが困難になるからだ。そればかりかロシアがEU離脱プロパガンダを行なった可能性すら指摘されている。
老大国の激震を、山本七平賞も受賞した産経新聞ロンドン支局長が緊急報告!
(目次より)
●キャメロンの危険な賭けと誤算
●欧州各地で離脱ドミノ
●EU成立の経緯
●独仏でもEU懐疑主義台頭
●再び英露のグレートゲームが始まる
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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