
オーディオブック 貧乏一期二期三期
僕は、僕の母の胎内にゐるとき、お臍の穴から、僕の生れる家の中を、覗いてみて、「こいつは、いけねえ」と、思つた。頭の禿げかゝつた親爺と、それに相当した婆とが、薄暗くつて、小汚く、恐ろしく小さい家の中に、坐つてゐるのである。だが、神様から、こゝへ生れて出ろと、云はれたのだから、「仕方がねえや」と、覚悟をしたが、その時から、貧乏には慣れてゐる。……(本文より)
直木賞で有名な直木三十五の、生まれてこのかたの貧乏暮らし、痩せ我慢人生を明るくユーモラスに描いたエッセイ。聞けば元気になれる!
■朗読者:相原麻理衣
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