革新する保守
足下は順風満帆だが、その真の姿を検証していくと、デフレを退治し、改革断行によって、若者に希望を持たせる「良い」アベノミクスと、利権を保護し、日本を停滞させる「悪い」アベノミクスの二面性が浮き彫りになる。
利権は政治家や官僚だけの問題ではない。高齢者、専業主婦、正社員、中小企業、地方、零細農家……実は多くの人々が利権を享受している。高度経済成長期にはうまく機能した、この広く薄いバラマキ政策が今や国力低下の原因となってしまった昨今の経済構造の変化にメスを入れる。
財政赤字と人口減少による国力低下を、IT・グローバル化のチャンスで跳ね返す『革新する“保守”』の政策とは何か? 実務にも通じた若手経済学者が日本経済と政治体制の課題を理論とデータ実証で斬る、アベノミクスを進化させるための一冊。
【主な内容】
*保守と革新は相性が良い
*革新する保守にとってIT・グローバル化はチャンス
*所得格差拡大のウラにある経済構造の変化
*相続税増税で消費税8%分の税収増
*利権化した社会保障にメスを入れよ
*年金残って国滅ぶにするな
*疲弊しているのは地方ではなく東京圏
*東京の全人口は山手線の内側に収まる
*関西復権の処方箋*弱者保護につながっていない弱者保護政策
*大企業と中小企業の業績は連動
*国土が狭いから農産物が高くなるのウソ*参議院・都道府県・農水省解体
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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