民主党はなぜ、日本を壊したのか

著者辻貴之

ジャンル：政治・社会
長さ：134ページ
1.0 （1人） 1

レビューを書く
ポイント数：購入571ポイント

購入した作品を読むには
「Renta!アプリ」が必要です

この作品は
アプリダウンロード専用です

デバイス	アプリ保存	ブラウザ
PC	-	-
iPhone/iPad	〇	-
Android	〇	-

詳細はこちら

とじる

試し読み 1巻を購入する

推し本棚マイリストアイコン

マイリスト

レンタル追加リクエスト配信お知らせメール設定

作品詳細

著者辻貴之
発行扶桑社
ジャンル政治・社会
紙初版日 2012年12月4日
レビュー
1.0 （1人） 1

レビューを書く

民主党の「日本壊し」の背景に、戦時下の革新勢力から朝日新聞や田中角栄などを経て、民主党へと継承された“破壊衝動”がある。日教組を間近に見た著者が伝える衝撃の真実！

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

1 0 踊る工芸家戦争（国家同士のテロ）はそもそも破壊衝動の表れなので、「太平洋戦争の原因は破壊衝動」という著者の主張は、間違いではない。だが極右と極左はどちらも暴力肯定主義（テロリズム）を信奉する同じ穴の貉、同根である。故に、極左から極右への転向やその逆は珍しくない。暴力主義と国家主義はいずれも思想的に矛盾を孕むが、前者は後者よりも思想が根深いため、大半の人が国家主義を卒業しても暴力主義はなかなか衰えない。WW2前後の為政者はヒトラーもチャーチルもレーニンも毛沢東もポルポトも、その思想の左右に関わらず全員がテロリスト（暴力肯定主義者）だったので、国家によるテロ行為（戦争、粛清）が横行した。度が過ぎた戦前の右傾化の反動で、戦後の左翼の間にも暴力主義の影は残り、それが「暴力的な世界主義者」として特に戦後多く出現した。その一例がこの著者が見た「平和を訴える暴力的左翼教師」である。歴史を紐解けば暴力的左翼（極左）が出現するのは必然だ。しかし彼にはこの必然性が見えていないので、自身が感じた矛盾を解消するために「戦前の日本を支配したのは右翼ではなく左翼だった」という倒錯、即ちまさに彼自身の言う「認知の逆転」を起こしている。矛盾は無知より生じる。著者は自身の無知や違和感を放置したまま思考停止するのではなく、自身の無知を顧みてもっと学問を追究すべきだろう。自称保守思想家は、得てしてこの辺りの内省力が足りない。恐らく彼は、世のテロリストが破壊衝動を自制できない原因が低水準教育にあることも、まだ認識していない。物事の本質を理解する為に、感情自己責任論を読むべきだろう。 2021-10-01 4564805 0 0 8vaO-a-v2 cvnEh-%CD%D9%A4%EB%B9%A9%B7%DD%B2%C8-v2