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慟哭は聴こえない
旧知のNPO法人「フェロウシップ」から、民事裁判の法廷通訳をしてほしいという依頼が荒井尚人に舞い込んだ。原告はろう者の女性で、勤務先を「雇用差別」で訴えているという。かつて勤めていた警察で似た立場を経験した荒井の脳裏に苦い記憶が蘇る「法廷のさざめき」。何森刑事と共に、急死したろう者の男性の素性を探る旅路を描く、シリーズ随一の名編と名高い「静かな男」など、コーダである手話通訳士・荒井が関わる四つの事件。社会的弱者や、ろう者の置かれた厳しい現実を丁寧な筆致であぶり出した<デフ・ヴォイス>シリーズ第3弾。/解説=池上冬樹
※こちらの作品は以前掲載されていました「慟哭は聴こえない」(発行:東京創元社)と同内容です。重複購入にご注意ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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