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ヴラド・ドラクラ
残虐の暴君か、国を護りし英雄か――。
15世紀中期。南にヨーロッパを席巻するオスマン帝国、西に大国ハンガリー。ふたつの強国に挟まれた小国・ワラキア(現・南ルーマニア)にひとりの若き公が戴冠する。その名は、ヴラド三世。国内政治は貴族に支配され、外交は大国の情勢に左右される中、ヴラドは故国・ワラキアを護るため、その才を発揮していく――。
“串刺し公”の異名を取り、ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』のモデルとなったヴラド三世。その実の姿に迫る、歴史ロマン。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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ヴラド・ドラクラ 8巻
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エディターのおすすめ
歴史物といえば異世界転生も含めて大体の作家が戦国物や幕末物に流れるところ、あえて東欧系、しかもドラキュラのモデルとしても知られるウラド=ドラクルを主人公に据えるあたり著者のセンスの良さを感じます。
ちなみにドラクルとはウラドの父が「ドラゴン公」と呼ばれた事に由来しており、ドラキュラとは「ドラゴン公の息子」といった意味合いがあるそうです。
オスマン帝国の大軍を度々撃退した名将であり、敵対する者に対しては串刺し刑をもって対処した激情の人。
絶対権力を持った専制君主の印象がありましたが、作中では諸侯の意向を伺わざるを得ない立場の弱い君主であったウラドの姿が描かれます。
信頼した友の裏切り、頼りにしていた忠臣の死、魅力的なライバル…中二病心をくすぐられる熱い要素が満載で、なおかつ勝利と挫折を繰り返す物語の構成には読み手を飽きさせない素晴らしさを感じます。
誰もが知っているドラキュラの、あまり知られていない実像を描いた物語。是非手に取って読んでみてください。
(編集:山科|作成日:2024/11/21)