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昭和16年、極秘に進められていた真珠湾奇襲作戦は突如中止された。開戦やむなしとしても先制は利あらずという、山本五十六の決断だった。だが一方で、大本営は南方作戦を続行。陸軍を支援すべく比島方面に展開していた連合艦隊と米太平洋艦隊はついに激突し、太平洋戦争は米国の宣戦布告によって火蓋が切って落とされた。 米国の強大な兵力に対抗するには絶対的な航空戦力が必須と考えた山本は、大和級戦艦を空母に設計変更した超弩級空母艦隊を編制。連合艦隊は米艦隊を漸減殲滅し、太平洋の制海権を奪取する。だが米国も圧倒的な国力で空母を増産、逆襲の牙を剥いた。再び混迷しはじめた戦局を打開すべく、山本が発動を決意した最後の大戦略とは!?
真珠湾奇襲で勝利を得たものの、米空母艦隊を討ち漏らした連合艦隊。司令長官山本五十六は、生き残った空母を殲滅すべく戦艦大和の改造を下命。ドイツの最新技術を供与されて生まれ変わった大和はミッドウェイ沖へと出撃し、米艦隊を叩きつぶすことに成功した。だが、さらに南西太平洋の制海権を掌握した矢先、前線視察に出た山本長官機がブイン上空で撃墜される。指揮官を失った連合艦隊は敵の圧倒的な物量作戦の前にじりじりと後退し、ついに硫黄島まで陥落する事態に……。だが、運命は山本を見捨てなかった。九死に一生を得た山本は密かに最後の賭けに出る。それは最終兵器を搭載した大和を沖縄に突入させる特攻作戦だった。