この本によって初めて明かされる福島第一第二原発で働く作業員たちの真実。
今まで作業員たちのインタビューは3．11以降、集められた人たちが主だった。
しかし、今回初めて3．11以前からあの、「3月11日、午後2時46分」に第一原発にいて、今でも「現役で」原発にいる若き作業員たちの本音を掲載する。
彼らは原発の町で生まれた被災者でもある。
自分たちの町が住めなくなるかも知れない中、尋常ではない放射線を浴びながら、「収束宣言」が行われてからも、今も夏はタイベックで熱中症と放射線の恐怖と闘いながら、冬は極寒と闘いながら福島原発で復旧作業を続けている。

3月11日、午後2時46分。
「そん時、俺はタービン建屋の地下にいたんです。辺りは真っ暗で誰も声が出なかった。そして昔パニック映画を思い出しました。
ああ、俺、あんな風に死ぬのかなって」（20代作業員）

「今、俺たちがやってる作業で原発良くなんの？福島良くなんの？地元帰れるの？　んな事思わねえべ？」（20代作業員）

「俺は今20（ミリシーベルト）食ってるかな。（人体に影響）絶対あるよ、マイクロシーベルトであんなに騒いでいるんすから、東京では。
マイクロシーベルトじゃねえぞって。ミリシーベルトだぞって（笑）」（20代作業員）

世界で最も酷い原発事故の最前線で働く作業員たちが初めて語った本音の数々。読者の皆さんはこれをどう受け止めるだろうか。

2010年、同人誌として発行され、話題沸騰した『RD』シリーズ及び、その完結編を含む、短編で構成された著者初のオトコの娘作品集。舞台は全て学園。連作『RD』は、セーラー服を着て体を張って痴漢捜査するヒロインに、「女装を手伝う」同級生男子が恋心を芽生えさせるラブコメディ。ほか、彼女がいない男子たちの「代理彼女」として入れ替わり立ち代わり集団キス『あとのまつり』や、女の子と間違われてチアガールとして野球部を応援『天使の放物線』、「女優」として学内映画で濡れ場を演じる『アクトレス』……など、ちょっとHな萌えるオトコの娘満載の一冊！！　初出＞＞『RD』＃1〜2→同人誌『RD』＃3→描き下ろし『あとのまつり』→おと☆娘　VOL．1『天使の放物線』→おと☆娘　VOL．2『アクトレス』→おと☆娘　VOL．3『獅子座のボクと夏の夜空』→おと☆娘　VOL．4