2005年。食料を求めて韓国との軍事境界線につめかけた北朝鮮の飢餓難民は、一斉に38度線を越えて韓国領域へと雪崩込んだ。そして難民の後から「南北統一」を旗印にした北朝鮮軍大戦車隊が侵攻し、第2次朝鮮戦争の火蓋が切って落とされた! 北朝鮮軍の進撃はめざましく、開戦初日でソウルを落とし、さらに南下。次々と都市を制圧し、5日目にして朝鮮半島南端の都市・釜山を攻略した。そして、弾道ミサイル「ノドン」、特殊部隊のテロが日本に浴びせられる。未曾有の危機に、ついに日本政府は、朝鮮半島への自衛隊派遣を決定。日米韓連合軍は北朝鮮の猛攻を撥ね除けることができるのか?
ニューヨーク・ウォール街で不可解な疫病が発生した。その正体はエマージングウィルス。全米に猛威をふるうウィルスの影響で、またたく間にドルは急落、アメリカの国力、軍事力は急速に衰えていった。その隙間をついた北朝鮮主席・金誠実は、サッカー・ワールドカップに湧く韓国の競技場をテロ攻撃。韓国要人はことごとく暗殺され、電光石火の侵攻よって朝鮮半島は武力統一されてしまった。飽くことのない野望を抱く金誠実は、中国と内応して台湾を占領、さらに日本本土ミサイル攻撃と戦火を拡大させていく。苦境に立たされた日本。だが、時の首相・高倉は敢然と立ち上がり、台湾奪還、朝鮮半島上陸に向け、ついに自衛隊の出動を決意した!