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京中の女たちのあこがれの君・一条宮につかえることになった娘・讃岐が見た悲しい愛の物語の結末は……? 表題作ほか3編を収録! 歴史ロマンの旗手が描く、せつなく涙こぼれる恋絵巻シリーズが登場!!
“修一郎と薫”シリーズ、四作目! 大正八年の秋。修一郎と薫は、帝大を志望する受験生になっていた。これからも変わらぬ友情を誓うニ人だが、婚約者もできたニ人が少年のままでいられる日々は終わろうとしていた――。迷いながらも日々成長していく若者たちを描いた群像劇。
受験勉強という名目で、釧路の山荘にしばらく滞在することになった翠。純粋な地元の青年・征と、翠を見守る父の部下・間宮とのふれあいを通じて、幼かった翠は変わっていく――。表題作ほか、子供から大人へと移ろう過程を、著者一流の筆致で瑞々しく描き出した傑作短編集。
“修一郎と薫”シリーズ、三作目! 大正八年、夜道で暴漢に襲われそうになっていた大阪朝日新聞の記者・長谷川万次郎を助けた修一郎と薫は、そのことをきっかけに「動乱の夏」とも言うべき季節へと巻きこまれていくことになる。列強国を目指してめまぐるしく変わっていく日本、その大きな胎動が伝わってくる連作集。
六歳の春、洋悦は養母と別れ、生家へ引き戻された。厳格な祖母、恐ろしげな父、粗暴な兄たち――。生きた心地のしない日々から彼を導いてくれたのは、大好きな絵と、明るく美しい姉の真柄だった。表題作ほか、“修一郎と薫”シリーズの修一郎と、後に婚約者となる燿子の出会いを描いた「クリスタル・ロンド」「銀の雫」を収録! “修一郎と薫”シリーズのコミックスとしては「白虹」と「断章」の間にあたります。
“修一郎と薫”シリーズ、二作目! 大正六年の春。カフェで修一郎に近づいて来たのは「新しい演劇」を志す劇団・地球座の座長・森脇だった。女役として参加させられたことに不平を漏らしつつも劇団員の情熱に感化されていく修一郎だが、言われのない糾弾記事を書かれた地球座は解散の危機に陥ってしまう?? 「クリスタル・ウインド」ほか、眩しいばかりではない時代を、強く生きていく修一郎と薫の物語!