レンタル42万冊以上、購入102万冊以上配信中!

年齢確認

18歳未満の方はご利用いただけません。あなたは18歳以上ですか?
はい
いいえ

レビュー一覧

総合評価
5点
4.4
(18)
5点 5 11
4点 4 3
3点 3 4
2点 2 0
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2021-09-22
評価点
5
rikoさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
素晴らしかったです。わたしは坂口安吾がこの中では一番好きな小説をかくひとで(青鬼の褌を洗う女、わたしは海を抱きしめてゐたいなど)安吾のバックボーンにある新潟の海が色まで見えるように表現されていました。太宰のキザで屑なところも余すことなくかかれており、そのなかでも三島、嫌いだといいつつも無視もできない神経を逆撫でされるしかし、才能はあり視界に入ってくる目の上の出来物のような部分に苛立ちを覚えていた三島も登場して満足です。志賀直哉に関しては、当時文壇の大家で本物の上流階級の志賀直哉がですよ、庇を貸したら母屋を乗っとる恥知らずとまで太宰のことを辛辣に言っていた事実があり、かといって志賀直哉は才能ある若い者に嫉妬して潰そうとするタイプでもないのに(小林多喜二などには優しくしていた)そんな、本物の上流階級の人は泰然としていれば良いものを無視できない太宰を癇に触ると感じていただろうエピソードも盛り込まれてよかったです。まあそんな太宰ですけど、安吾は(むしろ安吾だけは)愛していたんじゃないかなあ…なんて思っているんですが…不良少年とキリストなどを読むとですね。とにかく、村上もとかさんで文豪のエピソードが読めるなんて僥倖です。是非シリーズで出して欲しい。泉鏡花や芥川、中原中也や萩原朔太郎なども読みたいです!あと、武者小路実篤もおもしろいとおもうのですが、人生が長すぎるかなあ…武者先生は90まで生きてますしね。その際は岸田劉生と是非是非絡めてくれたら嬉しいです。麗子ちゃんのモデルの話辺りを。でもこの前後編のスタイルだと長すぎかもですね。とても気に入った一冊でした。
2016-07-16
評価点
5
ぱんざぶろーさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
文学好きには堪らない一冊です。どれもよく描けていますが、個人的には太宰と荷風が良かったと思います。村上もとか作品は初めてでしたが、雰囲気のある画風にたちどころにファンになりました。続編求めるのは贅沢ですかねぇ。。。
2016-07-11
評価点
5
いぶきさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
村上もとか先生の描く梶井基次郎・太宰治・永井荷風・坂口安吾とあれば読むしかない!と思い即レンタル。さすが村上先生、絵が文句なしにいいです。各作家の特徴をとらえつつ、しっかり先生のタッチに落とし込んでます。しかもコンパクトなページ数にも関わらず、各作家の人生を巧みに切り取り、感動出来るストーリーに仕立て上げてます。久しぶりに漫画ばかりでなく、小説もちゃんと読もうと思いました(笑)
2020-06-11
評価点
5
ミラー光太郎さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
●どのお話もとても面白かったです。実際のエピソードに架空のキャラクターが登場したり、本当はどうだったのか、史実的には空白の部分が埋められていたり──しているのですが、作家それぞれの性格や人生観などが巧みに浮き彫りになる筋運びで、漫画を読みながら優れた短編小説を読んでいる気持ちになりました。コマを丁寧に追いながら、自分の心のなかと向き合っていく感覚が心地好かった。●今は教科書に載っている作家陣も昔とは様変わりしているようです。ここで取り上げられた作家たちは、ある年代の人たちにとっては若い頃に一度は手に取った方ばかりではないでしょうか。「文学が文学であった時代、作品はその作家の魂の叫びであった」とか、「優れた自己表現の形であった」とか、どこかで聞いた言葉を思い出しました。今本屋さんで売れている作品は、文学と言われているものでもエンタメ小説の傾向が強いように感じ、やはり太宰や梶井が活躍した時代とは変わってしまったなあと思います。まあ、彼らが書くような作品が必要とされなくなった、ある意味平和で贅沢な時代になったということかもしれませんが。流行りのキャラ文芸というジャンルなど、アニメと小説の間に生まれた、本当に新しい世界ですよねぇ。●しかし、芥川や太宰をはじめとした過去の作家たちがバトルするアニメ、大人気ですよね。みんな美形でかっこ良くて個性的で! 彼らは天国でどんな顔をして見ているのでしょうか。この本の続編が出るなら、私は横光利一や小林多喜二、島崎藤村、安部公房など、読んでみたい作家さんがたくさんいます。
2023-11-18
評価点
4
れきさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
最近文豪に興味がわいており、太宰などは作品を読む前に生い立ちから知ってしまいましたが、性格や生き様がそのまま漫画の題材になり得るほどインパクトありました。時代の空気感が伝わる画風です。
2023-03-21
評価点
3
グレスチャンさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
この作品は、とくに太宰治の章が印象的だった。読んでいくと、[君主や聖人はいない。誰しも、寂しさや、劣等感を持っている。]と思わずにいられなかった。
2022-04-08
評価点
3
だゆうさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
なかなか興味深い文学者たちのお話でした。
2021-05-26
評価点
5
みーちゃんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
太宰治と山崎富栄の入水自殺。その最期の夜の他、様々なエピソードが面白い
2020-11-25
評価点
5
ささみさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
昔、純文学を読んでたり、好きな人にはハマるかも。
2020-06-16
評価点
3
チップさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
昭和文学も漫画だと案外いける文章と違い作家の生活環境が見え面白い。