レビュー一覧

まさか、多重人格が出てくるとは！うまく使ってるなぁと思いました。それにしても、単純に気のいいのはヒロインと彼女に惚れて追いかけ続ける男だけで、なかなか複雑な人物設定でしたね。特に５つ子の兄たちは完全に性格破綻してますね。驚くことが次々と出てきて、ぐいぐい読み進めました。

面白いお話でした。ストーリーがしっかりしてるんですごく良かった。

うーん･･･もう少し期待していたのですが、設定や背景を盛り込みすぎてしまった感がありました。ヒーローの多重人格に兄が5つ子･･特殊な環境ゆえにと言いたいのだと思いますが、それに比べるとヒロインの影が薄くて（笑）爵位をもらった経緯もイマイチよく分からずの上、ヒロインも再会してすぐのヒーローに身体を許してしまったり･･･ところどころ感情移入できない所や話が作りすぎ感が否めません。イラストももう少し大人っぽいと良かったと思います

一気に読んでしまいました。面白かったです。TLジャンルに収まらない作品でした。ただ、クリスティやドイルが好きな自分には、ミステリーには少し物足りない感じでした。主人公二人の友人の父親の最後は、結果は書かれていても、友人の心情には触れられてなくて、もやもやが残りました。ただし、全体的にはよく練られた作品でしたので、オススメの一作です。

ヒーローの残酷な過去が印象に残り、切なくなりました。

表紙の絵の美しさに興味を惹かれて、読んでみました。ミステリーのような感じで理解するのが大変ではありましたが、溺愛要素があり全体的にはよかったです。

うーん。私には合いませんでした。多人格のヒーローがイマイチ良くわからなかった。ミステリーなのか、恋愛ものなのか、そしてソーニャらしくもなかったような‥

作者様があとがきで言っているように、古き良き時代の英国の雰囲気が上手に描かれています。キーワードは「霧」でしょうか、霧に包まれて真相はヒロインから隠され（それはヒーローがヒロインを守るためでしたが）、そしてヒーローの姿も朧げなものにしています（ヒロインは見分けられるのですが）。犯人の意外性もあり、お話もよく練られていて、面白かったです。悪役ではあるけれど、お兄さんたちの孤独感もよくわかり、歪んでしまった理由も理解できました（だからと言って彼らのしたことを許せるわけではないですが）。ヒーローとヒロインの周囲にめぐらされている悪意というか、歪んだ思いが錯綜して、事件を作り出していきます。ただ数か所、作家さんの言葉の使い方に気になるところがあったこと、物語の重さのわりにあっさりとした話であったこと（もう少し、歪んでいてもよかったです）で、−２させていただきました。

複雑なストーリー展開でした。ラストにしっかり伏線が回収されてよかったです。

高評価に釣られましたが、私はダメでした。特にミステリーが部分が違和感の連続で、読後も釈然としません。