レビュー一覧

1巻読んだ後に実話だと気がついて驚いた。これだから女は怖い、どういう思考回路で行動しているのか、なぜ自分を全て正当化して相手を陥れても平気なのか、とても恐ろしい作品だ。世間を騒がせている週刊誌ネタもこういう冤罪が多いのではないだろうか。

本当にこんなモンスターペアレンツがいるのだと戦慄しました。人の善意を悪意に捻じ曲げ、最後は冤罪をでっちあげてお金が欲しい両親。こんな親なら子供は人に優しくしたり、思いやりを持って接するなどできないでしょう。親から教わっていない事はできませんから。学校の上司も事なかれ主義で対応の酷さで身近に味方がいない中でよく奮闘されたと思います。絵が話の雰囲気に合わせて、丁寧でリアルに描かれているように思いました。優しい絵柄ではこの恐怖や怒り、失望、両親の異様さは表現できない。

第一巻目は保護者の母親からの視点で、自分の子供が学校で担任教師からいじめにあっている というストーリーが描かれている。そして、校長以下学校の幹部たちは真相究明より、事件を穏便に収拾させることを第一目的として行動する。ところが第2巻の担任教師からの視点では話はまるで逆で、真の原因はモンスターペアレント 特に母親であることが描かれている。芥川龍之介の藪の中と同様に、人によって真実が異なる、　ということを描き出している。本当の真実は？が次巻以降のテーマとなる。実話だということでますます興味を惹かれるとともに、一種の恐怖感が増してくる。

始めは、こんな教師が本当にいるのかと腹立たしく思いましたが、やっぱり親と子どもが悪でした。教頭も校長もクソでした。しかし最後は勝ったとはいえ、まだスッキリした終わりにはなりませんでした。現実はギャフンと言わせることはできなのか…と、モヤモヤしました。

最後は涙出ました。一生懸命やってる人が嘘で何年も苦しめられて嘘を付いてる人は金が欲しいのか平気で嘘を当たり前の様に話をする。戦ってくれた弁護士さんにも感謝ですね。ろくでなしの弁護士もいますから。でっちあげた親子みたいな人間とは関わりたくないですね。ぞっとする。

こういうことがあったともっと色んな人が知るべき話人の書き分けが出来てないのがマイナス点

実際の話を元にしているというのだから驚き… インターネット社会の今だからこそ情報を鵜呑みにする怖さを知れる良い漫画ではないかと。

結局、精神を病んでる人間が一番怖いという話でした。絵のタッチもストーリーと合って、不気味さが良く出ていました。

じわじわと怖い話だと思います。面白いです。

大どんでん返しのストーリー。社会人として親として人として考えさせられました。フィクション？ノンフィクション？とても怖いです。でも話として、とても面白かったです。買って間違いありません！