レビュー一覧

対人関係が苦手で目立たないように生きてきた主人公花木は、高校でダンスに出会う。音楽に乗って踊っている時は自分が解放された感覚を味わえる。ダンスを通して世界が広がり、少しずつ変化していく自分に戸惑いながら、花木は踊り続ける。

漫画という時間も音もない媒体でこれほどまで緻密そして大胆にダンスを表現した作品を私は他に知らないです。黒と白だけで表現された溢れんばかりの情熱をぜひ体験してください。

作品から伝わるビートが凄い。ダンス　シーンの躍動感も凄い。皆んなの真剣さも伝わってくる。これからも楽しみ！

曲を知ってるとあのベースで音とってるなとか想像できて楽しい(しかも最近の曲多い)。ダンスシーンはMV感があって引き込まれる。影とかダンスの醍醐味のひとつよね。吃音なのはデフォルメしてるだけで結局はみんな息苦しい中でもがいているんだなと思って感情移入しやすかった。

ダンスシーンが暗いので、よくわからない。ダンスについての説明は多め。主人公が吃音設定の必要性をあまり感じないが、これから活かされるのかな。

ダンスシーンのカタルシスのための抑圧が吃音などによる部分が多くて人間関係は結構順調なあたりが心に優しい。

すーっごく面白いです。新人さんなのか、せっかくのダンスシーンでデッサンが狂っている箇所もありますが、それでも見応えがあります。また、カボくんと湾田ちゃんの組み合わせが絶妙。女の子の方がサバサバしている設定もいいですね。カボくんの友人たち、部活内でイジメっぽいのがないので安心して読めます。この作品、これから大ブレイクするんじゃないかな。ダンスについて詳しく描いてあるし。

ダンスをテーマにした漫画はそこそこあるが、この作品はその中でもダンスの動きの表現が特に優れている。実際に動画を見ているような錯覚に陥ることがあるほどだ。ストーリー展開もややありきたりではあるが 王道を行く安定展開なので安心して読める。もっとも 主人公の吃音は必要性があるのかやや疑問。

バレエや競技ダンスの漫画はいくつも好きで読んでいますが、こういうダンスは好みに合いませんでした。残念。

コンプレックスがある主人公が、自分に自信が持てるモノを見つけていく過程が青春だなーと思いました。おもしろかったです。