レビュー一覧

爽やかに夏の日々が描かれています。みんな人との距離感バグってますが、憧れる。嫌な気持ちには決してならない良作です。

この広い世界で、過去に因縁のある人間どうしが偶然行き合わせる（同じ下宿に住むことになる）ということはまずないだろうと思います。そのあたりが現実から浮遊していると思いますが、まあ、物語なので良いのかなと思います。セリフや絵にはユーモアと脱力感があり、味があって好きです。それだけに主人公の親たちがしでかしたことも、あまり悪いことのようにも感じられず、ゆえにリアリティというか説得力が無い気もしますが、それもまたこの作品の味という気もします。

複雑な二人の関係がどうなっていくのか、目が離せません

映画の原作って事で興味を持ちましたいろんな人のそれぞれの心情が、重くなりすぎずに描かれていて、深いなぁって思ってたのに、うーん、最後はこうなの？

絵柄ほのぼの、登場人物や関係性、会話もほのぼので癒されマンガと思いきや、芯は重めのストーリー。最後あっけない気もするけど、その後を描いても興ざめなのでベストな構成と私は思った。主人公2人の心情があまり深くは描かれていないので、読者に任せるタイプである。なので、とても写実小説っぽい。絵柄のせいなのか、あえてなのか？わたしは、このジャンル(恋愛)なら、現実じゃ言わねーよーくらいな、マンガならではのダイレクトでアグレッシブな描写が好きなので★−１で。

1５歳の高校生の男の子が背負うには、ちょっと重すぎる内容でした。榊さんが立派な社会人なのに、子供に対して大人げないかな。ラストは結構衝撃的でびっくりです。

高校生になり、おじさんの家で暮らすことになったものの、そこは様々な年齢、職業の人が暮らすシェアハウス。引き寄せられるように出会ったことで、過去が動き始める。シリアスな流れの中に、笑いを散りばめたストーリーが最高に面白く、また感動的でした。

叔父の家で暮らすことになった高校生の男の子。そこは風変わりなシェアハウスだった。そこで出会った出不精のＯＬ榊さん。実は彼女とは不思議な因縁があることがわかる。淡々としたエピソードの積み重ねが、1本の日本映画を観たような読後感でした。セリフ選びが秀逸で、たくさん刺さった。ナチュラルにこんなセリフが浮かぶんだとしたら本当にこの仕事に向いてると思うし、他作も読みたいと思った次第です。

不覚にも泣いてしまいました。めぞん一刻のオマージュ？最高です！

淡々と続く日々の中に、一人一人の感情の機微が描かれています。大きなハプニングで大騒ぎになる、というようなダイナミックさはありませんが、じんわりと心に残ります。