レビュー一覧

認めたくない現実の前に、受容ではなく否定や怒りが出てしまうのが人間というものです。殆ど誰もが経験せざるを得ない苦悩を、率直に描いています。

自分自身の祖母と重なるところがあり、現実を認めたくない主人公の気持ちが良くわかりました。介護の現実は厳しいですが、お婆ちゃんがとても可愛いらしく描かれているので、読んでいて少し救われます。

せつないです。誰もが身近にかかえている、またかかえる可能性がある認知症。いろいろと深く考えさせられます。

気まぐれで、にくめないかわいらしい所など、母親を見ているようです。

ちゃんと伝わってくる。重いテーマですが、可愛らしい絵がユーモラスでダークになり過ぎず、でも現実をちゃんと伝えていると思いました。

最初は主人公にイラッとしましたが、後半は泣けてしまいました。祖父母は、認知症は無かったですが、急に亡くなったので、当時はもっと会いに行っていればと、自分自身モヤモヤが続いた事を思い出したり...年老いてきた両親の老後を考えつつも、今はあまり準備できてないなとか。身につまされますね。

認知症のお婆さんと家族の日々｡私も現在認知症の母を介護中。記憶力がある時、無い時、色々ありますが、こちらの気持ちや緊張が伝わるので、大丈夫だからね！と声かけで本人も落ち着く感じです！笑顔が出る様に、疲れないように過ごせて行けたらと思いました。

だっておばあちゃんには自分を可愛がっててくれた時の、大好きだった時のままでいて欲しいもの…。そう思いました

絵が可愛いし、とても読みやすいと思いました。でも、正直、きつかったです。

絵は可愛いですが内容がかなりリアルで色々と考えさせられました。