レビュー一覧

女性が自分らしく振る舞うのは大変な時代に良くも悪くも自分を通したヒロインは勇敢です。

極秘情報を怒鳴り合っていいのだろうか？と心配してしまうほどお話に入り込めました！

ハーレクインにしては、このヒロインはとんでもなく過酷な経験をします。最後はお決まりのハッピーエンドですが、これは読んでいて相当辛く感じるお話でした。フランス革命に始まり、その後しばらくフランスのみならず周辺の国々もまさに激動の時代だったんだなとしみじみ感じました。

始めはヒーローがむかつく男にしか見えなかった。　セリフを読んでいると本当に気分が悪くなった。　後半はまともになったので良かったけど あんなに傷つけられたのにあっさりと許してしまうヒロインもどうなんでしょう？　

別の作品からキャロル・モーティマーという作者の名前が気になって検索してみました。立場の違う男女が相手を信じきれない中丁々発止を繰り広げる物語はとても良く出来ていて堪能しました。また作者で探して読んでみたいと思います。

ヒロイン、本当にお嬢様だったの？ヒーローのほうがおぼっちゃんな頭してて、たくましさが段違い。お嬢様なヒロインが銃で撃たれたあとそんなに早く復活して機密情報を掴みとれるのかな…。疑心暗鬼に揺れるヒーローのシーンが多くて、あんまり華やかなヒストリカルロマンスがかんじられませんでした。

これは、かなりハードなリージェンシー。頭と胸を撃たれた伯爵令嬢が治って外国で下働きして情報収集して、さらに帰国して元婚約者と対峙するを一年未満でやるとかもすごいし、ラストあんなに二人で大声で答え合わせしてたら、みんなに筒抜けだと思うんですけど！でも、ヒーローの男気が良かったです。

二人のロマンスより、ヒロインの駆け落ち後の半年間の説明とヒーローの任務に多くページが割かれていて、ちょっと残念でした。婚約から駆け落ち、再会はフランスとイギリスの戦況下の事なので仕方ないとは思いますが、武骨な公爵は遺産相続の為に選んだと認めてヒロインへの恋慕をしっかり伝えたのシーンは良かったです。

以前から気になっていて、ようやくレンタルしました。絵が綺麗で癒されました。気になったのは、ヒロインが駆け落ち後に銃で二箇所も撃たれたのに、回復・情報収集・帰国に半年（10 ヶ月？）はたとえ現代でも無理があるのでは？と。ソコ以外はとても好きなお話でした。ヒーローとヒロインのその後もあったらよかったけれど、シリーズモノのようなので他の話で出てくるのでしょうか？

スパイ疑惑の次は公爵さまが結婚を申し出た理由と、最後までハラハラしながら楽しめました。