レビュー一覧

監禁テーマ?にしてはドロドロした感じもせず、官能場面も多いですが、丁寧でしつこい感が無く、下品にならないのは作者の表現力のおかげでしょう。イラストは”動き”もあり”表情”も良く、キャラもストーリーに合っていると思うし、綺麗に描かれていると思います。──気が付けば、見知らぬベッドに横たわるヒロインは薄衣姿。手枷から伸びる鎖が、狭い部屋の中でも行動範囲を制限し、しかも記憶喪失。そんな彼女の身体に、日々快感を覚え込ませる美麗なジェラール。恋人だった自分を裏切った罰だと抱き続ける彼にいつしか惹かれ、このまま…と、デルフィーヌは甘美な洗脳を受け入れていきます。美し過ぎる恋人に執愛され、何処か切なそうな眼差しにその本心を感じれば、ソレも仕方ない事!?新たに侍女となったアネットは、ジェラールの監禁愛についてデルフィーヌに疑問を投げ掛け、一時監禁を解かれ庭に出ていたヒロインの前に突然現れ、彼女の婚約者と名乗るエルネストは、彼女を”今”から”過去”に引き戻そうと迫ります。動き出す物語はデルフィーヌの記憶を蘇らせます。アネットやエルネスト、そしてジェラールとの関係、更には母の死の真相と、デルフィーヌとジェラールの出会いの真実の全てが明らかに。過去の悲恋とヒロインの本当の出自、二人の結婚が許されることはないだろう理由。そして純粋で明るく思い遣りのあるヒロインは、取り戻した記憶から、愛する彼の為に身を引いた事が、彼の真心を傷付け苦しめた事に気付きます。結ばれる為に努力し、運命を引き寄せる為に行動し続けるヒーローは一途です、惚れます！愛を貫くのに必要なのは”犠牲”ではないと云う事ですね。

記憶喪失のヒロインを鎖でつないで、狭い部屋に監禁。快感を覚えさせ、自分から離れさせないようにするヒーロー。ヒロインは次第に依存症になっていきます。自分との結婚をそれぞれ親に認めさせるまでの時間稼ぎだったとしても、なんだかなぁ。真実を打ち明けて、2人で立ち向かったらよかったのでは、、、まぁ意外に婚約者がいい人だったし、ハッピーエンドでよかったです。

前の方も書いておられますが、監禁ものですが嫌な感じが全くしません。さらっと読めます。主人公のデルフィーヌとジェラールは恋人同士でしたが、色々問題があり、父から他の人との婚約を進められる。が、やっぱり嫌でデルフィーヌは、ジェラールを追いかけ、途中事故で記憶喪失。そこからジェラールに閉じ込められ監禁生活。あとで色々ありますが、結果　ハッピーエンドで、安心して読めます。また絵がきれいなもおすすめです。

悪くない、悪くないけど、印象に残らないお話しでした。どこかで聞いた内容を切り貼りしたような…

大好きな監禁ものですが、うーん。キュンさはなかったです。

ヒロインが記憶を取り戻していき、ヒーローと結ばれる話です。途中途中ヒロインの記憶をもう少し書いてあるとよかったです。ちょっと中だるみしました。鎖で繋がれて、だけどヒーローが好きなヒロインには少し違和感がありました。

監禁ものですが、さらっと読めました。イラストは普通です。Hシーン多めです。

ヒーローももう少し、優しくしてあげるとか、わけを話すとか、してもよかった気がします。ま、監禁、溺愛、誤解系が好きならいいかも知れませんが、ちょっと、ヒロインがかわいそうでした。

他作品でもよくある監禁物ですが、こちらは監禁したために起こるヒロインのヒーローへの依存も書かれています。そこが他作品とはチョット違ってよかったかな。ヒーローは腹黒いわけではなく、純粋にヒロインを愛しているし、結構好感のもてる作品でした。まあ程よく艶っぽいシーンもあり、謎めいている部分もあり、良いのではないでしょうか。

監禁ものだけあって、仄暗い感じもなくはないのですが、それほどドロドロではないです。ヒロインが記憶を取り戻した内容は、じわーっときました。実父も実母も、育ての両親も、みんな良い人なのに幸せになりきれなくて、かわいそうでした。特に、生き長らえて弱った育ての父がかわいそう。