レビュー一覧

歌舞伎の話ということで期待して読んでみましたが普通でした。歌舞伎のことがいろいろわかってよかったです。絵はきれいだけど好みではない。

歌舞伎の話。恭之助と一哉のライバル対決は実物です。歌舞伎が身近に感じる事が出来る作品でした。

とにかく絵が綺麗！美男美女ばかりで目の保養になります。主人公たちの成長にも胸が熱くなります。歌舞伎の演目についても詳しくなれるし、なかなか敷居の高かった歌舞伎への興味も増加しました。山あり谷ありでどうなるのか不安でしたが、最後はちゃんと収まるところに収まってくれて良かったです。

素晴らしいラストでした。最終巻は涙ボロボロ流しながら見ました。波乱に満ちていたけれど、最後は二人が立派に成長した姿が見られます。オススメです。

歌舞伎の世界を上手に描かれているとは思いますが、あれだけ最初のほうに色々あったヒロインがあっさり落ちちゃうのも、貯めてた金を持ち去ったクズな父親の行方もあんなので片付けちゃうのが肩透かしでした。子供を歌舞伎見に連れていくって、相当なお家だと思うんだけど…。「ヒロインに振り向いてもらうため、頑張るお坊っちゃま」なお話を見てたのに気付いたら「男同士の成長モノ」になってて困惑。ドラマは見てないけど、そっちのほうがうけると判断したんでしょうね…。

この漫画家さん、「ぴんとこな」で大化けしたように思いました。これまでの積み重ねが実を結んだのでしょうね。「ぼくの輪廻」を読んだ時にも感じましたが、「バクマン」の作者さんから影響を受けているような気がします。もちろん、オリジナリティあふれる作品ですから、ほんの少し気配が漂う程度です。

あ〜〜〜〜〜めちゃくちゃ面白い！！！もっと早く読めば良かった。歌舞伎には疎いけど実際に見てみたくなりました。どなたかのレビューにもありましたが途中からヒロインそっちのけで笑、主役の男の子二人がとにかく魅力的で色っぽくてかっこいい！！！人間関係や愛憎がかなり生々しく描かれているので、途中読むのが辛かったりイライラしたりもするんですが、これ連載当時追ってたら挫折してたかも……一気に読めて良かった。絵もキメゴマや扉がいちいち良くて、紙でも揃えたいくらい大好き。

とにかく絵がきれいです。歌舞伎の世界を舞台として、サラブレッドの主人公と成り上がりのライバルの対比が面白いです。やる気なしの主人公がライバルに触発されて役者としての自覚に芽生えていくのに対し、ライバルは、策士策に溺れるな最後でかわいそうでした。

多くの少女マンガが、一途な恋が実るイメージでしたが、のし上がるために手段を選ばなかったり、心境や愛情が入り乱れて、夢のような物語ではなく、人間的で生々しい部分があって、読みごたえがおりました

無料の3巻を読んではまってしまいました。一生懸命な若者の姿にも惹かれます。「ぴんとこな」。素敵な言葉ですね。