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「人を殺す小説を書きてえなあ。」 どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。 さて、どんな物語が出来るのだろうか。最初に登場したのは真っ白な髪をした美少女、妹のユキ。風呂まで一緒に入りたがる兄離れできない甘えん坊。ん? なんか萌え萌えしたラノベ的波動を感じるが、ぼくの小説に限って──。うぅ──。 意識を取り戻したぼくを、金髪美少女のかりんが迎える。「あなたの小説について、先生がお待ちです──」 さっきのは夢? ぼ、ぼくの小説は──?
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
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人間達から崇められていたドラゴンは、突如現れた人間の子供からパパと呼ばれ困り果てていた。色々と考えた結果、近場の村にいた実の父親に子供を帰そうとするのだが、あまりのクズさに自ら育てることを決意する。実の娘の様に可愛がりながら、すくすくと育っていく彼女の元に人間の学校から入学通知が届いて……。
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