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蝶落～雲居の巫女～

著者沙野風結子
画高階佑

ジャンル：ボーイズラブ小説
長さ：136ページ
4.1 (14件) 14 14

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作品詳細

南の孤島の巫女である織谷笙は、神事の際に男たちから性的な奉仕を受けて法悦を得ることで、様々な予見を行っていた。巫女になってからの笙は歳を取るのが極端に遅くなっていたが、予見の確かさは国内でも静かな評判を呼んでいる。男たちに嬲られるのを耐え続ける笙の、唯一の支えは神社の宮司でもある弟の悟だ。「弟だけは守らなければ」と願う笙だが、ある嵐の晩に幼なじみの坂守蒼治と再会する。ヤクザになったという蒼治は神事に参加するが、笙には触れようともしない。だが弟の悟は、蒼治を自分たち兄弟の敵と見なしていて……！？

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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5
みーさん

2021-05-25

※このレビューにネタバレが含まれています。
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作者さん買いです。オカルト物でしたが、現実離れした場面もしっかりした描写で見せてくれて、余り違和感無く読めました。囚われた兄弟が不憫でしたが、島を逃げ出した攻めは気付いて帰って来るのが遅すぎ…と憤慨しました。予言の能力を失ってない受けのその後が気になりました。それにしても、狭い世界で共に育った幼馴染みって、より濃厚な感じがして良いですね。

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5
フランソワさん

2021-05-22

※このレビューにネタバレが含まれています。
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薄暗くて、淫靡な物語です。悲しいけど、光はあります。ファンタジー強めでねっとりしててよかったです。

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5
くうさんさん

2017-03-27

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ネタバレなしで読んだのですが、蜘蛛が駄目な方は控えた方がよいですね...おぞましさはあるけどそれが一層悲惨さを増す要素になってます。異形の生き物の上に弟の顔が乗ってるって、トラウマレベルで全く光のない暗闇でその化け物に一日中犯されたら精神崩壊しても無理ないです。東京暮らしの中でも蜘蛛に遭遇するかもしれない、一生涯忘れられないと思うのです。弟の悟くんの真実が辛すぎて、あの『にぃ...ちゃん』が忘れられないです。悲しすぎて、かなり辛いです。笙の体の時間は流れて成長も出来てるそうなので１人残されることなく愛する人と人生を共にできそうで良かった。

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5
カイ－リオさん

2016-10-05

※このレビューにネタバレが含まれています。
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人間の本質を見せられる感じがしました。普段、善良な人も過ぎた欲望の前にはあさましくなってしまう。辛い体験だけど2人がこの先ずっと一緒に過ごせたら良いなと思います。

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4
銀猫さん

2018-02-10

※このレビューにネタバレが含まれています。
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作家さん買いです。少し苦しくて弟がかわいそうすぎて星四つに…！後半泣いてしまいました。他の作品ももっともっと読みたいです！

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