
「叱らないで」おかあさん 子どもを信じて子育てしていますか
幼児・小学生の子をもつ親に共通する悩みは、子どもの「いたずら」や「口答え」だろう。成長とともに憎まれ口をきき、反抗はエスカレートしていく。親はつい頭ごなしに叱りつけ、後味の悪い思いをする。そんな子どもとの戦い(?)の日々を送る親に一読を勧めるのが、幼児教育のベテランによる「叱らない子育てのすすめ」を説く本書だ。
その秘訣とは、まず親が子どもの発達過程を学ぶことだという。2〜3歳にかけ何かにつけ「イヤだ」と自己主張するのが第一反抗期。次に「口答え」が多くなる小学2〜3年頃を中間反抗期と呼ぶそうだ。
実は子どもたちのこうした行動は、いずれもやる気や自発性が順調に発達している証拠で、そのとき親が子を「よい子」と認めてやることが大切だという。反抗しない、一見「素直なよい子」ほど、思春期に問題を起こすことが多いらしい。子育てには根気と長い目で見守ることが必要。
わが子を叱る前にぜひ読んでおきたい一冊だ。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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