病棟の天使〜白血病の少女が教えてくれたこと〜/読者体験!本当にあった女のスキャンダル劇場
【36歳・文筆業の体験】趣味で小説や物語を書くことが好きな緒方妙子(おがた・たえこ)は、胃がんと乳がんを患い、外科病棟に入院していたが、そこで小児病棟に入院している久保田(くぼた)めぐみちゃんという12歳の少女と仲良くなる。彼女はとても明るく元気な女の子だったが、実は6歳のときに急性骨髄性白血病を発症し、以来ほぼずっと病院暮らしという過酷な運命を生きていた。それなのに、ときに己の病の辛さにへこたれそうになる妙子のことを励まし、元気づけてくれて…そんなめぐみちゃんのためにも何かしてあげられればと願った妙子は、自分が書いた物語に、めぐみちゃんの描いたイラストを組み合わせて、一緒に絵本を作ろうという提案をする。大喜びで張り切っためぐみちゃんは、大好きなうさぎを中心に可愛い動物たちのイラストを一生懸命に描き、妙子はそれに合わせて物語を紡ぎ、パソコンで編集作業にあたって…ついにその絵本『ピンクのうさぎ ウータン』は完成するのだが、時を同じくしてめぐみちゃんの命の灯は消え去ろうとしていた――…。
(※本コンテンツは合冊版「読者体験!本当にあった女のスキャンダル劇場Vol.6−3〜特集/主婦たちが見た地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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