世紀末の思想 豊かさを求める正当性とは何か
21世紀を目前に控えた今、焦眉の課題として考察すべき、「民主主義」、「人間の生死」、「平和」、「真の豊かさ」という4つのテーマを、哲学的視野から探求する。
【目次より】
●第1章 反省する民主主義(民主主義ってなんだっけ/「不公平感を生み出すもの」とは何か)
●第2章 新時代の学問「バイオエシックス」とは何か(比較される「命の重さ」と「社会の重さ」/死の冒険を避けられなくなった人類/技術革新は「死」を越えられるか/自己決定による生死の選択/すべてを近代化で解釈する危険/脳移植はどこまで許されるか)
●第3章 戦争と平和(「戦争の正義」とは何か/さらば、平和ニヒリズム)
●第4章 豊かさを求める正当性(繁栄の現在・窮乏の未来/豊かさの出発点/「本当の豊かさ」への道/マルクス主義の死滅と歴史の終焉/革命観の革命/可愛い教養人がいっぱい/何かを切り捨てなければ生きていけない世紀)
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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