現在8巻
異世界落語
近隣諸国は皆侵攻され、残されたのは
光の血筋を受け継ぐと言われている、サイトピア国のみ。
そんな絶望的状況を打破すべくサイトピア王が下した命は、
異世界から救世主を召喚する事。
大臣より指令を受けた宮廷視聴者のダマヤは、
天才召喚師クランエと共に救世主召喚を試みる。
「サムライ」「ニンジャ」「リキシ」等、異世界には様々な特殊技能を
持つ者が存在する。
宮廷執務室では皆期待を胸に、ダマヤの報告を待っていた。
だが、ダマヤが召喚して連れてきたのは「キモノ」という見慣れない
装備をまとった一人の男。
彼は……「ハナシカ」であった。
――そう。これは、一人の噺家が落語で世界を救う物語である。
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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異世界落語 8
ヒーロー文庫12周年! コミック版も大好評発売中! 笑わない姫君を笑わせろ? 一人の落語家が笑いで世界を征服する!異世界ターミナル、そこに長い間敵対し、憎み合う二つの国、
サイトピアとマドカピアがあった。
その二国の領土の丁度中間地点に、突如誰も見たこともない
出で立ちの城(寄席小屋)が建ち、新しい国が誕生した。
その国の名こそ「招笑亭」。
王の名は楽々亭一福。
現代から召喚されてきた噺家の一福は、笑いで世界を征服する為、
招笑亭で落語を披露する。
「ソード算【壺算】」
「ミス・バミューダ=トライアングル【たらちね】」
「イドのティーポッド【井戸の茶碗】」
現代の落語を異世界風にアレンジして演じるその様式は
「異世界落語」と呼ばれ、一福の名は国を超え、大陸を超え、
知れ渡っていき、招笑亭近隣も発展し、宿屋、
土産物屋等が立ち並び「ラクゴ村」なる商業集落まで生まれていた。
あるとき、一福の元にサイトピア国の第一王女、サブリミナルが現れた。
「サイトピアの笑わない姫君」の異名を持つ。
そんな彼女を笑わせて欲しいと、勇者ラッカに依頼される。
一福は不敵に笑った。
「『笑わせてくれ』ですか。まったく噺家冥利につきますね。
歯医者に歯を治してくれ、ケーキ屋にスポンジ混ぜてくれ、
って言っているようなもんですよ。いやはやこいつは――
本気でいかないといけませんね」。
一福が演じるは「ちりとてちん」の一席。
だがそれはいつもの異世界風アレンジの落語とは違うもので……。
場所が変わり、国が変わっても、一福がすることは変わらない。
高座に上がって落語を演るのみ。
噺家が落語で世界を救う、
元祖抱腹絶倒異世界召喚ファンタジー、ここに新章開幕!!!【全236ページ】
サイトピアとマドカピアがあった。
その二国の領土の丁度中間地点に、突如誰も見たこともない
出で立ちの城(寄席小屋)が建ち、新しい国が誕生した。
その国の名こそ「招笑亭」。
王の名は楽々亭一福。
現代から召喚されてきた噺家の一福は、笑いで世界を征服する為、
招笑亭で落語を披露する。
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現代の落語を異世界風にアレンジして演じるその様式は
「異世界落語」と呼ばれ、一福の名は国を超え、大陸を超え、
知れ渡っていき、招笑亭近隣も発展し、宿屋、
土産物屋等が立ち並び「ラクゴ村」なる商業集落まで生まれていた。
あるとき、一福の元にサイトピア国の第一王女、サブリミナルが現れた。
「サイトピアの笑わない姫君」の異名を持つ。
そんな彼女を笑わせて欲しいと、勇者ラッカに依頼される。
一福は不敵に笑った。
「『笑わせてくれ』ですか。まったく噺家冥利につきますね。
歯医者に歯を治してくれ、ケーキ屋にスポンジ混ぜてくれ、
って言っているようなもんですよ。いやはやこいつは――
本気でいかないといけませんね」。
一福が演じるは「ちりとてちん」の一席。
だがそれはいつもの異世界風アレンジの落語とは違うもので……。
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