現在5巻
女帝の手記
奈良時代、阿倍内親王は父親に聖武天皇、母親に光明皇后をもつ皇女であった。歴史的に史上唯一、立太子し、女性皇太子となった阿倍は、のちに孝謙天皇、重祚して称徳天皇になった女帝である。波乱の時代、彼女が独身を貫きながら、二度も天皇になってまでも守りたかったものは天皇としての威厳だけだったのか――。この物語は、その彼女が九歳の時からつづる手記のかたちをとった作品です。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
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女帝の手記(1) まほろば 光明皇后
九歳になった阿倍内親王に、弟の基親王が誕生した。基親王は生後間もなく皇太子となったが…。奈良時代、大きな力を持った藤原氏の血脈に生まれ、のちに史上唯一の女性皇太子となった阿倍内親王の物語。【全218ページ】
女帝の手記(2) たゆたひ 聖武天皇
天平十年、満十九歳になった阿倍は史上初の女性皇太子となった。阿倍皇太子の立太子と同時に橘諸兄が右大臣に任命され、聖武天皇は唐に負けないような先進国家をめざし国づくりに励みだした。阿倍皇太子は藤原の栄光と誇りを汚さぬよう勉学に励み…【全230ページ】
女帝の手記(3) うつせみ 藤原仲麻呂
天平二十年、大仏塑像は出来上がったが、鋳造に多くの銅と金が必要だった。阿倍皇太子の父、聖武天皇は国中の銅を集め、金を輸入するよう命じた。それはまるで廬舎那仏に恋をしているかのようだった。その頃、阿部皇太子は仲麻呂の事が頭から離れず…【全222ページ】
女帝の手記(5) たまゆら 道鏡
出家した阿倍(法基)は、藤原仲麻呂を打倒すべく信頼のおける僧・道鏡と策を練っていた。反仲麻呂派の人間を中央から遠ざけようとする仲麻呂に阿倍は吉備真備を大宰府から呼び戻すよう働きかけ打倒・仲麻呂の足固めを進めていき…。【全248ページ】
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