【全3巻】完結
後巷説百物語
行奉為(おんぎょうしたてまつる)―――怨嗟の声が闇に響き渡る刻あやかしの姿は必ず現世に現れる………妖怪仕立ての珠玉のミステリー、新シリーズ開幕!! 時は明治――『ゑびすの像の顔が赤くなると島が滅ぶ』という文献を見つけた若者四人は、真偽を確かめるべく怪談奇談に精通する老爺一白斉の閑居を訪ねた。その昔“山岡百介”と名乗っていた老爺は伝承にまつわる自らの体験談を語り出す。“又市一味”が関わった大仕掛けの顛末を――
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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後巷説百物語 (3)
御行の又市の仕掛けが明治の世に蘇る―七十年封印されていた、“禁忌の蛇塚”の石函を財産目当てで暴き、中より躍り出た毒蛇に咬まれて死んだ大百姓・伊之助。蛇は七十年もの間生きていたいたというのか!?【全198ページ】
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