鍵 −かぎ−
同性の亀田に恋心を抱きながらも、親友の関係を壊さないよう、自分の気持ちに固く鍵をかけていた服部。しかし、亀田に好きな女性が現れたことにより、その鍵は……!? 切ない春のピュアロマンス。表題作ほか4編を収録。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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エディターのおすすめ
みなさんは、自分が思春期だった頃の気持ちって思い出せますか?
私は黒歴史として闇に葬っていたのですが、この作品を読んで
常に情緒不安定だった中学時代を鮮明に思い出しました…。
特に、はじめて誰かを好きになったとき。
相手への気持ちが単なる「憧れ」なのか、本当の「好き」なのか、
よくわからなかったりしますよね。
この作品の表題作『鍵』は、そんな思春期真っ盛りな中学生たちのお話です。
主人公の服部は同性の友人・亀田に対して、
恋愛とも友情ともつかない、複雑な気持ちを抱えています。
でも亀田には好きな年上の先輩女子がいて…どうする!?というストーリー。
大人から見ると「そんなことで?」という些細なことでも、一生懸命に悩む中学生の
いじらしさ、純真さに心を持っていかれてしまう作品です。
最後にタイトルの意味がわかったとき、きっとあなたも切なさに涙してしまうはず…!
誰かを想うまっすぐな気持ちを取り戻したいときに、ぜひ読んでほしい作品です!
(編集:千葉|作成日:2017/7/4 )