婚約者は、私の妹に恋をする

巡る時の中で、それでも私は彼を好きになる……。【全171ページ】

暗闇に差し込んだ、一筋の光ーー【全199ページ】

私の想いは、 いつだって置き去りに されるのだから【全175ページ】

「あの子はね、大事な大事な お姫様なのよ。」
母は 愛おしそうな手で、私の好きな色を持つ 妹の髪を撫でていた。
いつだってあの子は幸福そうで…。
妹に寄り添った あの時、幸せで、だけど どうしようもなく苦しかった。
「遺言なの？」
ついに明かされる悲劇の理由とは――。

未来を見る ある兄弟視点の番外編『泡沫の夢の名前は。』も収録。
動き出した 悲運の円環の物語、第4巻。【全199ページ】

「何が起こったとして必ず私の妹を守ってくださいませ」
目覚めると、母の最期の瞬間にループしていたイリア。死を回避できた今、妹に薬を盛り、家に閉じ込め続けた理由を母に訊ねる。明かされるシルビア出生の真実が新たな紛擾を招き、ソレイルもまた 「大切に決まっているだろう　君は私の婚約者だ」と怪我を負ったイリアに優しく寄り添う…まるで大切なのは“妹”ではなく、私だと言っているようで――。
ましろ先生描き下ろし大ボリュームの【コミカライズ秘話】も収録。
数奇な運命をたどる円環の物語、第5巻。【全191ページ】