唇は紅く燃えて海の枕に眠り
【商業誌未発表作品!】【見世物小屋の一行は、赤い蝋燭を売る少年がいる村にやって来た――。】
漁師の國仁が住む村は、人魚伝説に縛られた村だった。村人たちは伝説を信じ込み、一人の少年・礼人を村に閉じ込め、赤い蝋燭を作らせていた。そんな日々に終わりを告げ、お互いを愛する國仁と礼人は、とうとう村を出ていくことを決心するが、それを知った村人たちは……。「恋花は微熱に濡れる」の國仁と礼人が織りなす「赤い蝋燭と人魚」をモチーフにした切ないおとぎ話。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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