現在5巻
僕のジョバンニ
海難事故に遭い、暗い海原を漂い、死の淵にあった郁未。彼を岸まで導いたのは、鉄雄が弾くチェロの”音色”だった‐‐。鉄雄の家で暮らすようになった郁未に、鉄雄がチェロを教え始めたことで、少年たちの未来が大きく動き始めたーー!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
切ない (9人)
深い (8人)
アツい (7人)
男性もOK (4人)
僕のジョバンニ 1
海難事故に遭い、暗い海原を漂い、死の淵にあった郁未。彼を岸まで導いたのは、鉄雄が弾くチェロの”音色”だった‐‐。鉄雄の家で暮らすようになった郁未に、鉄雄がチェロを教え始めたことで、少年たちの未来が大きく動き始めたーー!!【全191ページ】
僕のジョバンニ 2
郁未の圧倒的なチェロの才能を目の当たりにした鉄雄。唯一の宝物であったチェロを奪われた形になった鉄雄は、百合子とともにイタリアへ渡る。一方の郁未は「チェロをやめたら鉄雄の友人でいられる」という哲郎に、「チェロをやめたら俺は鉄雄の特別じゃなくなってしまう」と告げる。チェロによって出会い、チェロによって引き裂かれた二人の少年の運命が、激しく動き始める――!!【全192ページ】
僕のジョバンニ 3
チェロだけが、僕たちをつなぎ止めている イタリア留学から帰国した鉄雄が出場を決めた小さなコンクールに、今や天才チェリストとして名を馳せる郁未の姿が‐‐。挑発的な郁未の態度、そして圧倒的な演奏‐‐。郁未の演奏に呑まれた他の出場者が軒並み崩れていく中、鉄雄の演奏が始まろうとしていたーー!!【全190ページ】
僕のジョバンニ 4
いま二人を繋ぐのはチェロの音だけ‐‐縁からの提案でライブを行うことになった鉄雄は、はじめて自分で作った曲を人前で披露することになる。一方、鉄雄の兄・哲郎のもとには郁未の所属する事務所から仕事の依頼がきて――チェロを愛した少年と、チェロに愛された少年。それぞれの信じる道を歩み始めた、待望の第4巻!!【全190ページ】
エディターのおすすめ
読了後、「私は名作に出会ってしまったのかもしれない…」と真剣に思った作品です(笑)
何となく見つけて読んでみた作品だったので、「この出会いに感謝…」と心から思いました(笑)
チェロによって運命的な引き合わせで出会い、チェロによって引き裂かれた少年2人がメインの
音楽漫画です。
テーマとして[天才と凡人の対比]があります。胸が熱くなりますね…!
圧倒的な才能の前に努力しても敵わないのではという葛藤と苦悩。
才能のある人間をひがんだり、羨ましく感じて自分自身が虚しくなるということは
誰しもが共感でき、切なくて苦しくなるのではないかと思います。
この漫画の良いところはそこで終わらせないところです!
自分の長所や出来ることを活かし、努力して磨き上げることで唯一無二の武器にしていく姿が
本当に気持ちよく読めて、カッコイイ・すごいなと思えます。
テンポよくグイグイ引き込まれるので、読んでいてスッキリすること間違いなしです。
出てくる登場人物に非道なことをしたりする嫌な人間がいないのも、気持ちよく読める理由かなと思います(笑)
とても良い展開になっているので、続きが気になって仕方ありません!
完結まで待つのは本当に勿体ないので、今すぐ読むことをオススメします!(笑)
(編集:佳野|作成日:2018/3/13 )