徒花【イラスト入り】

ヤクザな男に惚れてしまったのが悪かったのか‥‥、でも、和彦は後悔はしてないと思う。赤澤の内面は学生時代から変わってないと信じているから。酷いこともたくさんされたが、それでも尽くす和彦が赤澤の出所を出迎えるシーンに胸が熱くなりました。

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とても好きな作品です。読み返すと、なるほど純愛だなぁ…と納得します。学生時代に初めて恋した相手に告白して、報われないながらもゲイだと傷つけられず済んだことが、一生の想い出位の価値になっていたのでしょうね。その初恋の相手がヤクザになっていても、偶然の再会を機に追いかけていく情熱は理解出来ました。読み飛ばす程痛い場面がありますが、重要でしたね。受けの視点で書かれているので解り難いけど、あの後の別れは攻めの方が辛かったのでは…。あんな目にあっても…と、互いに責めも謝りもせず、言葉も無く許しあって寄り添い合う後半がとても良いです。全編通して受けの性格とか生き方に強い共感を覚えます。ゲイであるが故に真摯に仕事をし、傷心の時は胸の痛みを遣り過ごす術を心得ていて決して逃げず、甘えない強さが印象的でした。

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受けが芯が強く、迷いながら、戸惑いながらも攻めに対してぶれません。結構痛々しいシーンはありますが、そんな目にあっても、恨まないで彼に対して手を差し伸べられる受けの強さに頭が下がります。彼の粘り勝ち。痛いのが大丈夫であれば、オススメです。

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ここまで徹底的に愛を貫く受けに好感。どちらかというと執着に近い愛情。でも結局その深い愛情に触れたことで愛に飢えヤクザの世界に身をおく男を救った。いいお話です。なかなかないくらいのバイオレンスだし、裏切りに対する報復として結構グロテスクな描写があります。読んでて痛い（笑）素人がヤクザな世界に関わるということの無謀さがわかるので、バイオレンスでグロテスクな描写も結果ありかな。ノーマルで違う世界の人間を振り向かせ、こちらの世界へ引っ張った受けが凄いけど、それを受け入れた攻めが本当いい。あくまで2人を中心に物語が進むので雑音がなくわかりやすいです。

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綺麗にまとまっている極道モノでした！極道BLは、堅気の受けが、極道の攻めと恋愛をして、結局は裏の世界で2人で生きる…みたいな展開が多いような気がします。が、こちらは堅気のリーマン受けの、ひっついて、ガブリ寄ってからの、粘り勝ち！という…。どちらかというと振り回される極道攻め（笑）他のレビューで、途中がエグいし痛いとありましたが、私基準ではそこまで酷くはなかったです。商業誌としては、ちょっとハードかな？っていうぐらい…

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