双亡亭壊すべし
大正時代より、東京・沼半井町に傲然とそびえ立つ奇怪な屋敷、名を「双亡亭」。立ち入った先で闇と出会ってしまったら、もはや己は己でなくなるだろう。遺恨を辿る者達はその門戸へと導かれ、集い、挑む。おぞましき屋敷を破壊する為に…!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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エディターのおすすめ
こんにちは。「うしおととら」は真由子派の吉田です。今回紹介するのは藤田和日郎最新作「双亡亭壊すべし」。タイトルが素晴らしい。藤田作品の読者ならタイトルを聞いただけで、双亡亭を壊すために集いし者たちのドラマと、クライマックスに向けて加速しながら張り巡らせた伏線が回収されていく怒濤の展開を想像してワクワクしていることでしょう。
内容は双亡亭という幽霊屋敷を破壊するためにいろいろする話なんですが、のっけから想像を超えたストーリーで驚きの連続です。1話で双亡亭を壊すために総理大臣があることを実行するんですが、読み終えて「壊れないんかい!双亡亭ってなんなんだい!?早く続きよみてええ」となりました。冒頭から謎だらけで伏線ありで続きが気になります。現在連載中のため、続きが気になりすぎちゃう人は、過去の完結済み作品の一気読みもオススメです。「うしおととら」も「からくりサーカス」も面白いですよ。私は節目節目に繰り返し読んでます
(編集:吉田|作成日:2017/10/3)