幻痛屋敷(伊藤潤二コレクション 38)
資産家の屋敷で住み込みで働くことになったある男。男の仕事は屋敷のひとり息子の世話なのだが、その息子は奇病に侵されていた。四肢を切断した患者の、あるはずもない手や足が痛みだす「幻肢痛」という病に似ているのだが、息子の場合、痛みを感じる場所が屋敷全体に及んでいた。やがてその奇病は、息子の世話をする人々の痛覚すらも狂わせていく。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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