アンパンメン−明治起業家譚− 単行本版
相川コウジは小さなベンチャー企業の社長。投資家から見放され、友人たちが順調な人生を歩む中、トラックにはねられる。気がつくとそこには、刀に着物、ちょんまげ姿の武士たちが……タイムスリップした先はなんと明治時代だった!? 激動の時代を生き抜いた偉人達との運命の出会いが、相川を、そして日本の未来を変えていく。超異色の起業家ストーリー、ここに開幕!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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みんなの感想
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エディターのおすすめ
主人公はとあるベンチャー企業の社長。仕事がうまくいかず、友人からも見放された彼が明治時代初期にタイムスリップ。
アンパンをはじめとして、普段当たり前のように身の回りにあるものが、過去には如何に珍しいものであったか。またそれを作り広めるのにどれだけのドラマがあったのかが主人公の目を通して語られていきます。
物語は今も銀座に本店を構えるアンパンの老舗の創業者と主人公が中核になって進むのですが、それ以外にも静岡の茶畑栽培だったり、上野のレストランだったりと一度は聞いたことがあるような老舗の店名が沢山出てきます。
明治の人からすれば未来から来た主人公ですから色々とチートが出来そうなものですが、この作品では現在の常識が災いして思わぬ危険を招き寄せることもしばしば。
元々はサムライだった人たちがいかに考え、悩み、商人として起業し成功していったのか。
チートでサクサク物事を解決していく物語には無い熱さとロマンを感じられる作品です
(編集:山科|作成日:2022/9/7)