ヘブンの天秤
21歳の鬼才・浄土るるが描く圧倒的問題作「救い」って、何?ここは天使達が住む世界・ヘブン。今日も天使達が、神と人間を繋ぐため奔放している。そんな中、主人公・メロは天使鑑定で堕天使という結果が出てしまう。しかし、メロの額には「神に仕える者の証」である刻印が記されたまま。そこでメロは天使長の命により、人間を20人救うことに。20人救えば、きっと天使に戻れるはず…希望を胸に、メロが降り立った先には、「闇」を抱えた迷える人間達がいて…21歳の鬼才・浄土るるが描く“新世界”が、あなたの脳内を揺さぶり問いかける――「正しい」って、何?
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
ヘブンの天秤 1
ヘブンの天秤 2
天使鑑定で堕天使という結果が出てしまい、天使に戻るため、
人間を20人救うことになったメロ。
下界に降り立ったメロは、“弟の病気を治してほしい”という姉に出会い、
彼女の願いを聞き入れる。しかし天界から「病気は治せない」と宣告され――
「信じる」って、「幸せ」って、一体…何?【全168ページ】
ヘブンの天秤 3
「生きる」って何?
ゴミ屋敷で眠る子供・聖蘭を救いたい、と奮闘するメロ。
聖蘭の母親は“新世界”を目指す宗教にのめりこんでいた。聖蘭を救うため、メロは、母親を説得しに教会へ乗り込む。そこで信者から逃げる姉・清花に出会い――
「命」って何?【全248ページ】
ヘブンの天秤 4
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エディターのおすすめ
気持ちに余裕がある方だけ読んでください!
落ち込んでる時に読むと100%食らっちゃう問題作をご紹介します。
舞台は天界。主人公・メロは落ちこぼれの天使で、天界追放を防ぐために人間を救うことに。
同期の超優秀な天使・ケムエル(通称ケム)にアドバイスをもらいつつ、立派な天使になるべく奮闘するのですが――
ポップな絵柄とファンシーな舞台設定で、おとぎ話みたいな世界観だな〜と思っていたら一瞬で裏切られました。
サンプルで1話まるまる読めるのでぜひこの気持ちを味わっていただきたいです…
とにかく出てくる人間たちの抱えているものが重すぎて、一体どうやって誰を救ったら…と打ちひしがれました。
主人公メロは自分なりの選択をして行動を起こすのですが、その結果は果たして正しかったのか?救うって何なんだ?と自問することになります。
悩みつつ更に色々な人間と出会うのですが、物語通してずっとどうしたら良かったんだ…と考えてしまうような展開が続きます…
天界が何故かブラック企業体質で天使たちが全然優しくなかったり、
偉い天使たちがお役所仕事で申請の結果が出るのに10年かかったり、
社員食堂?みたいな所があったりジワジワ違和感のある世界観も印象的でした。
微妙に笑えるセリフもあり、重たいテーマなのですが謎に淡々としてるのがこの作家さんの特徴だな〜と思います。
ハマる人はめちゃめちゃハマるはず。
メロ・ケムの出生にも謎がありそうで続きがとても気になります!
次回4巻で完結らしいので読むなら今!!
(編集:村田|作成日:2023/11/08)