【全5巻】完結
薄花少女
ぼっちゃまのため、ばあやは少女になりました。一人暮らしの古糸史(こいとふみ)の家に、ひとりの少女がやってきた。二十代も半ばの彼にむかって、ぼっちゃまと呼びかけるその少女。自らを史の実家で家政婦をしているハッカばあやだと名乗るが、ハッカばあやこと夏焼鳩子は、御年数えで八十歳。目の前の少女は、せいぜい小学二、三年生。どうみても、ばあやのはずはないのだが。若返ったおかげでぼっちゃまのお世話ができると、本人はいたって気楽な様子。少女で老女、老女で少女のハッカとぼっちゃま。どちらにせよ年の差な、ふたりの共同生活が始まります。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
癒される (2人)
切ない (2人)
女性もOK (1人)
独創的 (1人)
薄花少女 1
ぼっちゃまのため、ばあやは少女になりました。一人暮らしの古糸史(こいとふみ)の家に、ひとりの少女がやってきた。二十代も半ばの彼にむかって、ぼっちゃまと呼びかけるその少女。自らを史の実家で家政婦をしているハッカばあやだと名乗るが、ハッカばあやこと夏焼鳩子は、御年数えで八十歳。目の前の少女は、せいぜい小学二、三年生。どうみても、ばあやのはずはないのだが。若返ったおかげでぼっちゃまのお世話ができると、本人はいたって気楽な様子。少女で老女、老女で少女のハッカとぼっちゃま。どちらにせよ年の差な、ふたりの共同生活が始まります。【全191ページ】
薄花少女 2
見た目はかわいらしいおんなの子のハッカ。しかし、中身は御年数えで八十歳のハッカばあや。ひとり暮らしのぼっちゃまをお世話するため、不思議な薬で体だけ少女になったという。少女と青年、老女と青年、どちらにせよ年の差共同生活は今日もにぎやかです。ハッカの故郷から送られてきたすだちで、晩ご飯はすだち尽くし。すだちシャンプーとすだち石鹸、香りはいかが?……「ハッカとすだちと」塾の先生をしているぼっちゃまの姿をみて、立派に成長したことを喜ぶハッカ。しかし、その晩、ぼっちゃまを叱りつけることになり……「叱られて」ぼっちゃまの生徒が家にやってきた。同居しているハッカと出会い……「雪の降る前」“いみがわかりませんわ”そう言いながら鏡の前でファッションショーを……「春の足許」夏の夜の庭にただよう蛍のように淡い存在……「なつやみ」ハッカが見つけた一枚の写真。写っているのは妙齢の女性。ぼっちゃまついにご結婚?……「雨上がりに」一話読み切り形式、全6話を収録。【全191ページ】
薄花少女 3
桜の花びらが舞う下でハッカが出会ったのは、自分と同じ制服姿の少女。どこか懐かしいのに、なぜか思い出せない…「うたかたの」ぼっちゃまが物心つく前に亡くなった母親のお墓参りへ。ぼっちゃまの知らないハッカ、ぼっちゃましか知らないハッカの横顔…「花降る日に」ハッカの幼なじみから届いた暑中見舞いが、ふたりの関係に小さな波紋を呼び起こす…「秘めごと」天高くばあや肥ゆる秋。いくつになっても気になる体重…「ころころ」冬の日に、ハッカひとり。家にも街にも誰もいない…「冷たい手」ハッカとぼっちゃま、ふたり暮らしの春夏秋冬、全7編。【全185ページ】
薄花少女 4
見た目はかわいらしいおんなの子のハッカ。しかし、中身は御年数えで八十歳の“ハッカばあや”。ひとり暮らしのぼっちゃまのお世話をするため、不思議な薬で体だけ少女になりました。少女(ばあや)と青年(ぼっちゃま)、ふたりの年の差の同居生活は、のんびりと時を重ねます。お正月に年賀状。ヤキモチをやかないで…「はじまりの日に」節分の豆まきで心の鬼を払いましょう…「おにはそと」ホワイトデーには、ぼっちゃまからのお返しを…「プレゼント」間違って梅酒を飲んだら酔っ払い?…「梅雨酔い」ぼっちゃまのお世話はハッカにお任せください…「いつもどおり」夏と花火と夜の夢。夏風邪は遠い日の思い出と…「夏宿」お正月から真夏の夜まで、全6編を収録。【全184ページ】
薄花少女 5
ふたりの生活はいつまでも見た目はかわいらしいおんなの子のハッカ。しかし、中身は御年数えで八十歳の“ハッカばあや”。ひとり暮らしのぼっちゃまのお世話をするため、不思議な薬で体だけ少女になりました。いつも通りの日常をおくるふたりのもとに、ハッカの幼馴染(つまりは80歳越え)いちこさんが訪れて…少女(ばあや)と青年(ぼっちゃま)、ふたりの年の差の同居生活の行方は…?ついに完結。【全201ページ】
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